2003年発行 「東友」
「東友」2003年1月号(219号)
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「あの日」語り継ぎ私たちが 早大学生らが元早大教授の被爆体験聞く
「原爆症認定集団訴訟を支える会」結成準備中の学生らが、被爆者の元教授が提訴を決意していると聞き開催。 -
都健康局と東友会が懇談 健康管理手当更新の簡素化など要求
健康管理手当の審査、被爆者調査、委託事業費などについて要請しました。 -
一人ひとりを大事にして45年 東友会会長 田川時彦
東友会結成45周年にあたり、会長・田川時彦の新春あいさつです。 -
核不拡散条約脱退を撤回せよ 日本被団協、北朝鮮に要求
北朝鮮がNPTからの脱退を2003年1月10日に宣言。日本被団協は「脱退宣言の撤回」を求めました。 -
厚労省の2003年度被爆者対策予算 手当額0.9%から1.0%減額に
諸手当は「物価スライド制」により減額に。 -
小金井市、被爆者手帳使える医療機関増を医師会などに協力要請
小金井市健康課と府中・小金井保健所が小金井市の医師会、歯科医師会、薬剤師会に要請。 -
東友会相談員養成研修会 「原爆放射線の影響と『原爆症』認定問題」
講師は沢田昭二名古屋大学名誉教授。原爆症認定基準の「原因確率」がごまかしの理論である例を示しました。 -
「被爆者に年末見舞金を贈るつどい」 訪問・対話調査も呼びかけ
東京原水協と東友会が毎年共催しているつどい。「原爆症認定と東原爆裁判」と題した講演も。 -
東都生協組合員から東友会へ、編み物とともに手紙
「被爆者の方へ」「東京都武蔵野市の一住民(一針一針心をこめて編みました)」と書かれた封筒が。 -
東数男原爆裁判 2つの意見書を提出 署名7万に
沢田昭二名古屋大名誉教授と齊藤紀医師による、国側の意見書・証言を批判する意見書を提出。 -
いよいよ提訴へ 原爆症認定集団訴訟第5回検討会開く
集団申請で450人が申請、厚生労働省は機械的に119人を大量却下したことなど報告が。 -
吉永小百合さんの原爆詩朗読ビデオが完成
「祈るように語り続けたい」全3巻が完成、2003年1月22日から全国で販売されています。
「東友」2003年2月号(220号)
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東友会新春のつどい 「原爆の傷をさらしても」の講演に感動
田川時彦会長が講演、近距離被爆の出島艶子さんが、孫が血小板減少症と宣告されたときの衝撃を交え被爆証言。 -
原爆の傷をさらしても 東友会の訴え
2003年東友会「新春のつどい」での、田川時彦会長の講演「原爆の傷をさらしても」のほぼ全文です。 -
ブッシュ政権はイラク戦争おこすな 全国被爆者いっせい行動
イラクへの武力行使が緊迫した情勢のなかで、日本被団協が呼びかけた行動。 -
いまこそ実相普及を 「原爆展をすすめるつどい」
基調報告で「イラクへの核攻撃が心配されているいまこそ、被爆の実相を広げる運動が大事」と強調。 -
東数男原爆裁判 新たに証人尋問を決定
肝機能障害の発症に原爆放射線が影響することを示唆する論文執筆者の証人喚問を請求。 -
原爆症認定応援で青年が学習会
被被爆者の集団申請を応援したいと、大学生を中心にした青年たちが学習会。 -
「年末見舞い」で交流 397人分の調査表もとに
年末に見舞金を受けた被爆者の実態を紹介し、日常的な相談・世話活動をつよめようと企画されたもの。 -
昔話でなく今の問題に 東友会が被爆証言研究会
被爆体験の記憶がない若手被爆者がどう証言するかなど、被爆者側と聞く側が被爆証言を研究しあいました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年2月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の3件の審査結果です。
「東友」2003年3月号(221号)
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学校で「被爆体験講話会」 葛飾区が2003年度から実施
校長会で総務課長名の依頼書が配られ、早くも5校から「講話」の依頼が届いています。 -
原爆症認定第4次集団申請 東京は4人、合計59人に
全国の被爆者団体が「却下されたら裁判も辞さない」という決意ですすめてきたもの。全国で496人に。 -
東友会特別研修講座 「医療・福祉制度はこう変わる」
1割負担から2割負担へ、さらに3割負担へという制度の大改悪を目前に控え、東友会は特別研修講座を開催。 -
東友会相談員養成研修会 地区相談活動で討論
地区相談員の仕事の重要性について講演、原爆症認定制度の説明、年末の訪問活動の各地からの報告も。 -
東友会医療講演会 被爆者に役立つ漢方の話
沖山明彦医師が講演。漢方の病気のとらえ方、民間薬との違い、治療の進め方などを話しました。 -
3・1ビキニデーに参加して
003年3・1ビキニデーに参加した、原爆症認定集団訴訟の原告予定者 大森克剛さんのレポートです。 -
社団法人東友会が総会 健保・介護の改定を啓蒙
研修、啓蒙は老人医療制度についても。被爆者一般疾病医療機関登録へ医療機関に働きかけなども。 -
原爆被害を告発する学習と交流のつどい
「原爆症認定集団訴訟」の出発点として「原爆裁判の勝利をめざす東京の会」がよびかけたもの。 -
西多摩東部で新しい被爆者の会準備 4割参加で初の相談会
稲城市と西多摩西部につづいて2002年度で3カ所目。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年2月末)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2003年4月号(222号)
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国連主導で平和の回復を 駅前行動でよびかけ
日本被団協がJR渋谷駅前で緊急行動。この日のもようはマスコミ各社も取材・報道しました。 -
健康管理手当 更新手続きの撤廃を検討中 厚労省言明
日本被団協の要請後の国会で、坂口厚生労働大臣が「十数年単位での期間延長を検討中」と答弁。 -
東数男原爆裁判 「放射線量高いほど肝炎発症」と注目証言
放射線影響研究所の藤原佐枝子・臨床研究部副部長の証言。 -
原爆症認定集団訴訟で第1次提訴 法律家検討会で確認
北海道、愛知、長崎、東京、広島、長崎、千葉、近畿などで原爆症認定集団訴訟を起こすことを確認。 -
東京で原爆症認定集団訴訟原告予定者説明会
参加した原告予定者12人が、それぞれの思いを語りました。 -
「お花見平和のつどい」 氷雨、でも心は熱く
第五福竜丸展示館内を会場に、「戦争と女性」コーナーなど熱い語りあいで平和への思いを固めあいました。 -
稲城市に被爆者の会「稲友会」結成
発足から市の力強い支援を受けた着実な歩みがはじまりました。 -
「被爆者の子」4千人に「しおり」 都健康局、東友会と委託契約
。2003年から、東友会の要望に応えて、「被爆者の子」にも東友会のしおりが送られことになりました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年4月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2003年5月号(223号)
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いよいよ提訴 原爆症認定集団訴訟へ 原告、弁護、支援の態勢整う
「第1回原告団会議」がおこなわれ、団長らを選出。原告が所属する地区の被爆者の会による連絡会議も。 -
「居住地での手当申請認めて」 在外被爆者ら、厚生労働省へ要請
厚生労働省は「人道的立場からの施策なので、日本にきた被爆者にだけ手当を受給する」とくり返すだけ。 -
広島へ平和行進出発 東友会、銀座アピール
東友会からの参加者は旗を掲げ「原爆被害に国の償いを」「被爆者の思いを世界に広げよう」と唱和しながら行進。 -
東友会連絡はがきに「被爆者の子」から返信 「制度もっと知りたい」
東京都は初めて、被爆二世に東友会の案内を発送。多くがパンフレットの送付を希望。 -
都内の被爆者9000人を割る 東京都健康局のデータ整理で急減
東京都健康局が年度末に発表する東京在住の被爆者健康手帳所持者は2002年度末が8887人。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年5月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の3件の審査結果です。
「東友」2003年6月号(224号)
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原爆症認定求める集団訴訟いよいよ東京地裁でスタート
17人の被爆者が集団提訴、同日の「原爆症認定集団訴訟の勝利をめざす東京のつどい」は感動的な集会に。 -
原爆症認定集団訴訟に立ち上がった人びと
東京の被爆者17人が原爆症の認定を求めて集団提訴。プロフィールを紹介します。 -
原爆症認定集団訴訟 全国で提訴者74人に
提訴直前や直後に亡くなった人など、提訴自体が命をかけたたたかいに。東京でも原告4人が入院中。 -
健康管理手当の更新 厚労省が「大幅延長」言明
更新を実質的になくすという期限の大幅延長について、「夏には文書を出し、秋より前には実施する」と発言。 -
東友会総会 被爆の実相広げ、集団訴訟の勝利めざす
国内外への被爆の実相普及、原爆症認定集団訴訟の成功などを方針の重点に。同日、社団法人東友会も総会。 -
日本被団協総会 3大課題達成めざす 中央行動で省庁などに要請
方針は原爆症認定集団訴訟運動、国際市民会議の準備、国連での原爆展開催が重点。 -
原爆裁判の勝利をめざす東京の会が総会
「青年の会」の結成を援助し、「聞きとり・語りつたえ」運動に参加することなども確認。 -
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 開館へ準備順調
原爆被爆の実相を後世の人びとに伝えるため、資料の充実や事業の具体化など祈念館事務局は懸命です。 -
被爆証言をビデオに 広島原爆死没者追悼平和祈念館が5年計画で
祈念館では、2003年度から5年事業で、国内全域を対象として被爆者の証言をビデオで残す事業を始めることにしました。 -
「聞きとり・語りつたえ」運動 日本被団協の提唱に東友会も
原爆症認定集団訴訟の成功にはさまざまな被爆の証言を法廷と世論に反映させることが不可欠としてよびかけ。
「東友」2003年7月号(225号)
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被爆体験継承、原爆症認定集団訴訟支援 青年たちが各地でつどい
集団訴訟を支える東京青年の会の準備会や東大生など、各地で被爆者の話を聞くとりくみが。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 第1回法廷前に原告死亡
裁判官に陳述を聞いてもらえるよう「証拠保全」手続き中も、意識が回復せず実現できず。 -
東数男原爆裁判 肝障害で「第3意見書」提出
国側証人が「肝機能障害を起こすには1000ラドの放射線被曝が必要」と言い張り続けている誤りを批判。 -
「聞きとり・語りつたえ」で学習 青年ら熱心に話しあい
運動の意義と方法についての講演の後、「モデル聞き取り」をおこない、グループで意見交換。 -
原爆裁判の勝利をめざす東京の会 愛称『東京おりづるネット』に
「原爆」の文字が入った封筒でニュースを送ると困る被爆者もいるからと、役員会で決めたもの。 -
遠距離・入市被爆者にも急性症状・ガン多発
東友会がお願いした「遠距離被爆者・入市被爆者実態調査」に反響、新たにわかってきたことも。 -
日本被団協にショーン・マクブライド賞 平和・軍縮での活動を評価
ショーン・マクブライドさんは、世界平和ビューロー(IPB)の元会長、ノーベル平和賞の受賞者。 -
国連本部で原爆展 2004年4月20日から5月20日と内定
主催は日本被団協で、広島、長崎両市も参加します。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年7月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2003年8月号(226号)
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慰霊祭と追悼のつどい 「原爆症」テーマに集団被爆証言
慰霊刊行物の内容は裁判開始前に亡くなった提訴者の陳l述書。集団証言も集団訴訟を扱ったもの。 -
田川時彦会長逝く 東友会と37年、不滅の業績
東京はもとより全国の被爆者から信頼がよせられていました。 -
原爆症認定求め集団訴訟始まる 東京訴訟 原告2人が冒頭陳述
加藤力男さんと関口智恵子さんが被爆当時の体験と被爆によって狂わされたその後の人生を証言。 -
原爆症認定集団訴訟支える「青年の会」が発足
「原爆症認定集団訴訟を支える東京青年の会 Peace Bird(ピースバード)」が発足しました。 -
被爆者数28万人を割る
全国の被爆者手帳所持者数が、2002年度より6446人減って、27万9174人となりました。 -
広島・長崎両市の式典へ代表参加 故・田川会長の遺影胸に
東友会は2003年も、広島・長崎両市の平和祈念式典に遺族代表と死没者調査員を派遣しました。 -
原水爆禁止世界大会で事業 70万円売り上げに
東友会事業部は長崎市で開かれた原水禁世界大会の会場4カ所で事業販売活動をおこないました。 -
アメリカ遊説団に参加して
日本被団協の「アメリカ中部・東部被爆の実相普及ツアー」に参加した上田紘治さんのレポートです。 -
「つたえよう ヒロシマ ナガサキ」が長崎で集会
低線量被曝の実態の証言、アメリカの核戦略や原爆症認定集団訴訟についての講演など。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年8月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2003年9月号(227号)
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「田川時彦さんを偲ぶつどい」 心のこもった「追悼」次つぎ
文学者、弁護士、映画監督など各界の人びとが追悼の言葉を述べ、思い出を語りました。 -
臨界前核実験に抗議 東友会などアメリカ大使館に
2003年9月19日、同日朝(日本時間)強行した臨界前核実験に抗議する行動をおこないました。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 原告・弁護団が国の姿勢をきびしく追及
原告2人が被爆時の状況や現在の症状など陳述。弁護士は証拠として提出した『あの日の証言』の説明も。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 4人が第2次提訴
新しく4人の東京の被爆者が原爆症の認定を求めて東京地裁に提訴し、集団訴訟にくわわりました。 -
相談員要請へ合宿研修会 3つのテーマでじっくり学習
相談事業の工夫と悩み、原爆症認定集団訴訟の運動と実相普及・相談事業の結合などのテーマで学び、交流。
「東友」2003年10月号(228号)
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来日したブッシュ大統領に要請 広島・長崎を訪ね、被爆の実相直視を
アメリカ大使館前で「原爆投下を謝罪しろ」「核兵器をなくせ」など要求、渋谷・ハチ公前で宣伝行動。 -
エノラ・ゲイを復元展示 原爆被害を無視した展示に抗議する署名を
広島に原爆を投下した爆撃機の展示。原爆の結果には何もふれず、航空技術の進歩をほめたたえるのみ。 -
東友会が上野と立川で街頭宣伝 原爆症認定集団訴訟と核兵器廃絶で
上野公園でも立川駅前でも、若者たちが多く署名。 -
「東友会への委託事業費据え置きを」 次年度都予算で全党派に要請
「実態に見合った委託事業費に」「被爆60年には被爆者調査を」と要請しました。 -
岩波書店労組から募金寄せられる
岩波書店労組と被爆者支援実行委員会から東友会に募金が届けられました。40年以上、毎年続いています。 -
被爆体験「聞きとり・語りつたえ」 地域で運動がスタート
北区の青年たちや、都内の医療系学生たちがとりくみ。中野区では被爆者の地区の会が原爆展や証言など。 -
原爆症認定集団訴訟 全国で原告100人超える
提訴したのは11都道府県の102人。日本被団協は声明を発表しました。 -
東友会医療講演会「高血圧と心臓の話」 「大変分かりやすい」と大好評
講師は東友会の顧問医・園田久子医師。血圧のグラフや心臓の仕組みの図など使っての講演は大好評。
「東友」2003年11月号(229号)
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東友会結成45周年記念式典 核廃絶と集団訴訟勝利へ誓い新たに
被爆者と東京都知事(代理)、国会議員、都議会議員、支援の各界の代表らが参加、心から祝いあいました。 -
厚生労働省前で座り込み 原爆被害を国は償え 原爆症と認めよ
原爆症認定集団訴訟の口頭弁論の日、原告・被爆者をはじめ支援者ら150人以上が参加し行動。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 法廷でビデオ上映 原告・N子さんが陳述
原告の証言のあと、被爆の実相を裁判官に伝えるため『ヒロシマ・ナガサキ 核戦争のもたらすもの』を上映。 -
被爆者の地区の会活発化めざし4つのテーマで交流会
「自治体への請願活動」「地区の会の相談活動」「被爆の実相普及活動」「広報・地区だよりの活動」がテーマ -
原爆症認定ケースbyケース(2003年11月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2003年12月号(230号)
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「核武装容認」の国会議員に撤回要請 日本被団協中央行動
毎日新聞に「日本の核武装を検討すべき」と答えた議員に撤回し被爆体験を聞いてほしいと訴え。厚労省、外務省への要請も。 -
原爆症認定訴訟 東裁判は結審へ 東京の集団訴訟は口頭弁論
東数男原爆裁判が結審へ。集団訴訟は全国9裁判所で原告は111人に。 -
日本被団協が全国代表者会議 原爆症認定集団訴訟勝利へ全国の力を
日本が戦争への道を歩むかどうかの曲がり角にいると懸念を示し、集団訴訟の勝利をかちとるため力を尽くそうとよびかけ。 -
東友会と東都生協との交流各地で
東都生協と東友会の「編み物を贈る交流会」が3カ所で開催。この16年間で届けられた編み物は6000点に。 -
全日本民医連が厚労省と交渉 被爆者医療の充実で
46年間ほとんど変更されていない一般健診を充実させ、ガン検診には胃カメラを選択できるようになど要請。 -
ビキニ水爆被災50周年 さまざまな記念企画も
第五福竜丸平和協会では、第五福竜丸を描いた画家・岡本太郎さんの作品展などを順次開催します。 -
原爆症認定ケースbyケース(2003年12月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の7件の審査結果です。