昔話でなく今の問題に 東友会が被爆証言研究会
被爆体験の記憶がない若手被爆者がどのように証言するか、今当面している課題を証言としてどう構成していくか、など、被爆者側と聞く側が被爆証言の仕方と新しい方法を研究しあう「証言研究会」が、2003年1月22日、平和と労働センターで開かれ、25人が参加しました。
若手被爆者の証言では上田紘治・事務局次長、証言を映像で残すことでは大倉記代さん、被爆後58年の生き様を語ることでは西野稔・国分会会長、原爆症認定問題を証言として語ることでは山本英典・事務局長、証言集を作ることでは横川嘉範・副会長がそれぞれ報告。
証言を聞く側から、千葉の夏目侑子さんが出島さんの証言を聞いてつくった短歌の紹介もあり、「昔話ではなく、今の問題」であることをわかってもらえる証言にしていこうと話し合うなど、内容の濃い研究会となりました。