2008年発行 「東友」
「東友」2008年1月号(279号)
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東友会結成50周年 被爆者の願いを次代にしっかり手渡せる年に
「原水爆のないほんとうの平和にする、という祈りにも似た悲願を守り抜くために」結成されて50年。 -
2008年新春対談 東友会結成50年の歩みとこれからの被爆者運動
飯田マリ子会長と藤平典副会長に、歩みをふり返りつつ、展望を語り合っていただきました。 -
厚労省が原爆症認定の新たな「審査のイメージ」
同省が進めてきた「原爆症認定に関する検討会」の「報告」を一切無視した内容。 -
原爆症認定集団訴訟 初の「原告団会議」で意思統一
「これまで6地方裁判所が認定した幅広い疾病を原爆症と認定すること」など5項目を確認。 -
厚生労働大臣が原爆症認定集団訴訟原告と初会見
原告団は会議で採択された「原告の決意と訴え」をもとに5項目を要請。 -
厚労省「検討会」原爆症認定審査の現状追認 被爆者いっせいに抗議
検討会の「報告」は、被爆者切り捨ての「原因確率」を合理的だとし、6度にわたる敗訴の反省は全くなし。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 国側またも暴言
国側の、原爆で苦しむ人間の姿には全く目を向けず数字だけを声高にあげつらう弁論に怒りの声。 -
どうみる?厚生労働省の原爆症認定「新しい審査のイメージ(案)」
日本被団協は事務局長談話で従来の基準に比べれば「評価できる」としたうえで、4点の課題を指摘。 -
東友会相談員養成研修会 原爆症認定制度改善への現状は?
テーマは「見えてきた厚生労働省『検討会』とこれからの集団訴訟」。 -
年末見舞金を贈るつどい 支え合って46年、これからも…
被爆体験継承の重要性について問題提起、東京原水協の「6・9行動」の意義について報告も。
「東友」2008年2月号(280号)
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東友会新春のつどい 結成50年の運動を振り返りつつ交流
署名などに奔走し、世論を動かし、政治を動かしてきた活動が生き生きと紹介されました。 -
被団協と厚労省が原爆症認定基準で初の協議
被団協事務局長「厚労省は一定の改善方向を示しているが、被爆者の要求には沿っていない」 -
東京都福祉保健局との懇談会 がん検診、二世検診の充実など要望
健康診断・がん検診の充実と被爆二世への実施、介護手当の更新手続きなど5項目について要請。 -
おりづるネットが街頭署名行動 寒風のなか署名に応じる人びと
「原爆と人間展」パネルを展示、「被爆者に時間はない。一刻も早く原爆症認定基準の見直しを」と訴え。 -
被爆者医療に半生捧げた千葉正子先生を偲ぶつどい
1961年から1995年までの34年間、被爆者専門外来を担当した千葉医師の「偲ぶ会」。 -
訃報 壹岐弘さん、増田昭吉さん
壹岐弘さんは東村山の会会長として会への助成金など実現。増田昭吉さんは相談事業部員として活躍。 -
資料 原爆症認定制度の見直しの要求
日本被団協、原爆症認定集団訴訟全国原告団・弁護団が、連名で厚生労働大臣に出した要求書の要点を紹介。 -
原爆症認定 ケースbyケース(2008年1月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2008年3月号(281号)
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原爆症認定「新審査方針」強行は納得できない 被爆者に春を!! 大行動
厚生労働省は「新方針」実施決定を強行。日本被団協などは方針に盛り込むべき4項目の実現めざし連日行動。 -
被爆者の思いを生かした原爆症認定制度改革を 被団協緊急代表者会議
日本被団協は原爆症認定の新基準や裁判の解決に対して広く意見を求め、被爆者の要求を確認。 -
厚労省が原爆症認定の「新しい審査の方針」決定
「協議を無視して新方針を決定しないこと」との被団協・原告団・弁護団が求めに反したもの。 -
原爆症認定基準見直しで野党党首などに働きかけ
日本被団協などは各政党の党首クラスと相次いで面談し、被爆者が願っている4項目について要請。 -
東友会医療講演会 大好評だった肥田医師の講演
被爆医師として著名な肥田舜太郎医師を招き「人間が『最期』を迎えるにあたっての心得」の講演。 -
制度の変化に対応した相談活動に 相談員養成研修会で学ぶ
テーマは「いま改めて知る被爆者の制度」。新基準の検討が進んでいる原爆症認定制度の説明も。 -
核兵器のない平和で公正な世界に 3・1ビキニデーに参加して
2008年3・1ビキニデー集会に東友会代表として参加した木場耕平さんのレポートです。
「東友」2008年4月号(282号)
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線引き残す原爆症認定基準では償いにならない 真の解決へ運動提起
政府が原爆症認定集団訴訟原告を「新方針」で認定する一方、裁判を取り下げない矛盾が大きな問題に。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 「急性症状」で対決
被爆者側の医師は「ある」、国側の医師は「ない」と主張。 -
原爆症認定集団訴訟 東京地裁・高裁で進行協議 裁判長が国側に「宿題」
地裁の裁判長は、政府側に3点の「宿題」を出し6月の進行協議までに回答するよう求めました。 -
被爆者健診の項目が改善 現代医学の水準に
東友会は1992年以来東京都に改善を求め、東京都も国に対して要望を続けてきました。 -
お花見平和のつどい 第五福竜丸保存運動40年を振り返り楽しく交流
第五福竜丸エンジンの東京移送運動の中心になった8団体が2001年から共催しているもの。 -
原爆症認定 ケースbyケース(2008年2月~4月)
原爆症認定集団訴訟原告のうちの6人と、東友会を通じて原爆症認定申請をした被爆者3人が認定。
「東友」2008年5月号(283号)
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50周年を迎えた平和行進 五月晴れのもと被爆者が先頭に
前日まで開かれていた「9条世界会議」に来日した海外代表も参加。 -
原爆症認定訴訟の全面解決へ おりづるネットなどが団体への要請行動
「100万人署名」への協力や座り込み行動などへの参加を要請。61の労組・団体を訪問。 -
東友会2007年度相談事業の概要 過去最高の相談件数
2007年度の東友会への相談件数は1万8193件。過去最高を大幅に更新する件数に。 -
訃報 元東友会常任理事 眞実井房子さん
18年間連続して東友会常任理事。被爆した体験を学校や生活協同組合、寺院などで証言。 -
「被爆の体験談を聞かせてください」 修学旅行生が平和学習
岩手県一関市の中学生が東友会を訪れ、被爆者の体験を聞きました。 -
新たな原爆症認定基準どうなっている? 相談会開催あいつぐ
東友会の相談員が手分けして参加。原爆症集団訴訟運動の経過や変更になった認定基準を説明。 -
原爆症認定 ケースbyケース(4月20日から5月20日)
原爆症認定集団訴訟原告のうち13人と、東友会をつうじて原爆症認定申請をした5人が認定。
「東友」2008年6月号(284号)
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原爆症認定集団訴訟 全員勝訴の仙台・大阪高裁判決が確定
両判決とも、認定対象疾病も要医療性の判断範囲も、「審査の方針」の枠を大幅に超えるもの。 -
原爆症認定制度の根本的改善を 政府・国会へ座り込みなど連日行動
係争中の原告全員の認定、認定制度を抜本的に改めることなど求め行動。 -
原爆症認定制度の抜本改善求める署名 全国で70万超える
2007年9月末からすすめられてきた「原爆症認定制度の抜本改正を求める『緊急100万人署名』」。 -
原爆症認定の「新方針」 何が改善され、何が残されたのか
厚労省が改めたのは「起因性」の基準のみ。もう一つの要件「要医療性」は何も変わっていません。 -
東友会総会 「山が動いた」と活動報告
原爆症認定集団訴訟での勝訴や原爆症認定基準を見直しをさせたことなど報告。 -
ピースアクション in TOKYO 東友会50年の運動を受け継いで
メイン企画は東友会の運動を紹介したスライド「核兵器のない世界をめざして50年」の上映。 -
海外からも被爆者手帳申請が可能に 在外被爆者の要求が一歩前進
被爆者手帳の申請だけは、一度は日本に来なければできない状態がつづいていました。 -
被爆者の願いを受け継ぐ墨田区の青年たち
メーデー行進に原爆の模型が登場し話題に。原爆症認定裁判の原告、故・福地義直さんが作ったもの。 -
東京の被爆者の現状 8000人切る 医療特別手当が増加
被爆者手帳所持者数は最高時の75.3%に。諸手当受給者総数は減少、受給率は1ポイント増。 -
原爆症認定 ケースbyケース(5月21日から6月15日)
原爆症認定集団訴訟原告のうち3人と、東友会をつうじて原爆症認定申請をした4人が認定。
「東友」2008年7月号(285号)
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原爆症認定集団訴訟 長崎地裁判決で9連勝
「新しい審査の方針」の枠組みを仙台・大阪高裁判決が大きく乗り越え、長崎地裁判決はさらに。 -
原爆症認定集団訴訟 長崎地裁判決後にいっせい行動
日本被団協、長崎被災協などは厚労省に控訴するなと申し入れ、厚労省前で行動など連日行動。 -
多摩地区で集団健診 被爆者33人に職員55人がサポート
東友会と地区の会が企画段階から参加して多摩地区で被爆者集団健診が開かれたのははじめて。 -
戦争被害は「受忍」できない!正当な国家補償を 三ノ輪deトーク
東友会、東京大空襲被害者遺族会と「和・ピースリング」が開催。 -
訃報 高木留男さん、大倉記代さん
高木留男さん、大倉記代さんはともに東友会常任理事を歴任。 -
原爆症認定ケースbyケース(6月16日から7月15日)
原爆症認定集団訴訟原告のうち21人が認定。さらに、東友会をつうじて原爆症認定申請をした4人が認定。
「東友」2008年8月号(286号)
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東友会慰霊祭・追悼のつどい 再び被爆者をつくらせない誓いを込めて
酷暑をついて、品川区の東海寺の原爆犠牲者慰霊碑の前で執りおこなわれました。 -
2008年夏 核兵器廃絶や原爆症認定で前向きな動き
広島・長崎両市町の発言や原水爆禁止世界大会の宣言、福田康夫首相の発言、朝日新聞の大型社説など。 -
原爆症認定集団訴訟 被爆者側が10連勝
「原因確率を機械的に適用すべきでない」として、原告11人のうち10人について勝訴判決。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 放射線の影響で応酬
弁護団が肝炎と甲状腺機能障害に放射線が影響していることを弁論。 -
東友会代表 被爆63年の広島・長崎で式典や献水式
東友会は広島・長崎に代表を派遣。式典に参列し、両市に死没者名簿の照合を依頼しました。 -
仙谷源次さんのお別れ会 独り暮らしの被爆者を地区の会が看取る
独り暮らしの仙谷さんの最期を看取り、願いを実現したのは被爆者練馬の会の連係でした。 -
全国被爆者数25万人切る 厚労省が発表
2007年度(2008年3月末)の被爆者健康手帳所持者数の全国集計を発表しました。 -
原爆症認定ケースbyケース(7月16日から8月15日)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の8件の審査結果です。
「東友」2008年9月号(287号)
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東友会、次年度予算で都議会4会派に要望
都議会自民党、民主党、公明党、共産党からの案内を受けて毎年つづけているヒアリングにて。 -
原爆症認定審査の状況を読む 「新しい審査の方針」はいま?
「積極認定」の白内障は認定ゼロ。厚労省からの執拗とも言える照会の事例もあり、改善を求める声が。 -
訃報 児玉昭太郎さん、平井園子さん
児玉昭太郎さんは東友会常任理事、理事を歴任。平井園子さんは原爆症認定集団訴訟に参加。 -
原爆症認定ケースbyケース(8月16日から9月15日)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の6件の審査結果です。
「東友」2008年10月号(288号)
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原爆症認定集団訴訟 札幌、千葉でも連勝
被団協らは、控訴断念と訴訟の全面解決をと要求。官房長官が認定枠拡大を示唆するも、国・厚労省は控訴。 -
原爆症認定集団訴訟 札幌・千葉地裁判決うけ連日行動
日本被団協と全国支援ネットはのべ11日間、厚生労働省前での座り込み行動など運動。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 司法判断に沿った認定を
弁護士が、2008年4月に実施された「新しい審査の方針」以後の司法の流れについて陳述。 -
2008年4月から9月までの原爆症の認定事例一覧
「新しい審査の方針」による審査開始からの半年間で、東友会をつうじて申請し認定された事例を整理。 -
東友会相談員養成合宿研修会 5つのテーマで2日間
原爆症認定、介護手当、被爆体験の継承など学び、経験を交流しました。 -
被爆者運動へのあたたかい理解 寄付金ありがとうございます
東久留米市の滝山団地自治会、岩波書店労組から、それぞれ寄付金が。 -
原爆症認定ケースbyケース(9月16日から10月20日)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の5件の審査結果です。
「東友」2008年11月号(289号)
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東友会結成50周年記念式典・祝賀会 核兵器廃絶の願いを世界に
記念誌「座談会でつづる東友会の50年」(A5判320ページ)も刊行。 -
浅草ウォーク すべての戦争被害に国は償いを!
浅草寺門前では浅草の市民と観光客から声援と拍手が飛び交うなど、行進は浅草の街と一体に。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審
国・厚生労働省側代理人は、これまでに否定ずみの理屈をむしかえす尋問。 -
東友会医療講演会 被爆者に起きやすい甲状腺の病気は?
原爆症認定の「副甲状腺」の病名を「甲状腺」と勘違する人が増えているため、その違いも学ぶことに。 -
日本被団協代表者会議 当面の運動について提案
アメリカのオバマ次期大統領が核兵器廃絶を公約にしたことに期待したいなどの報告。 -
原爆症認定ケースbyケース(10月21日から11月17日)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の6件の審査結果です。
「東友」2008年12月号(290号)
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東都生協との交流会3カ所で 原爆症認定集団訴訟の原告が証言
参加した組合員と被爆者が、平和への思いを語り合いました。 -
原爆症認定問題 2008年1年間のうごきは……
国民世論におされ、厚労省は「新しい審査の方針」をつかった原爆症認定審査を開始しましたが… -
被爆体験をどう語り継ぐか 東友会が実相普及・証言の学習会
被爆時の記憶がない若年被爆者や証言の経験のない被爆者も積極的に証言できるようにと企画。 -
「原爆犠牲者慰霊碑」の分骨原爆被害者の墓へ 「無縁塚」から改葬も
慰霊碑が建立されている場所が墓地でないことから、「原爆被害者の墓」に遺骨などを移葬しました。 -
原爆症認定ケースbyケース(11月18日から12月15日)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の23件の審査結果です。