2004年発行 「東友」
「東友」2004年1月号(231号)
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エノラ・ゲイは人類の負の遺産 被爆者がスミソニアンで行動
広島に原爆を投下した爆撃機が復元、一般展示。14万人を殺し今なお続く原爆被害には全く触れず。 -
東数男原爆裁判 弁護団の最終弁論に感動の涙
弁護団は「原爆によって人生を破壊させられた被爆者に、十分な医療と安らぎを与えるような判決を」と。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 新たに6氏が提訴
次回口頭弁論に合わせ、6人が提訴。口頭弁論では原告の証言と弁護士による陳述が予定。 -
東京おりづるネット 「原爆症認定集団訴訟 提訴1周年」の集会を検討
「東京おりづるネット」の役員会は、財政の確立、支援をどう広げるかについて熱心に討議。 -
在外被爆者の医療費補助が実現 平成16年度予算案
総額で15億円の減額。在外被爆者が居住国で受けた医療費への助成が実現しました。 -
被爆二世に医療費助成している自治体
被爆二世も高齢化。健康不安も重なり、施策への要望が広がっています。どんな制度があるか紹介します。 -
被爆者の思いを引き継ぐ 戦後世代の対談 被爆二世と相談員
被爆者運動をどう見ているのか、願いをどう引き継いでゆくのか、二世の運動は…など、ざっくばらんに。 -
熱い思いで行動 新宿で、厚労省前で 被爆者が、女性が、青年が
東友会の有志が自衛隊のイラク派兵反対行動に参加、「ピースバード」が中心になって厚労省前で「クリスマス大行動」など。 -
年末見舞いに476人分95万円 東京原水協が東京の被爆者に
見舞金は、年末の訪問活動で被爆者に届けられました。訪問活動の記録の一部も紹介します。 -
東友会相談員養成研修会 「原爆症認定」を実例で学ぶ
認定審査がきびしい原因は基準が被爆の実態にまったく合っていないことだと厚生労働省の資料で明らかに。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年1月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2004年2月号(232号)
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 「原因確率は空論」と弁護団が批判
原告はガンを宣告後の家族の不安と苦悩を証言。弁護団は「原因確率は現実を説明できない空論」と批判。 -
東友会「新春のつどい」 母娘で涙の被爆証言
集団訴訟の原告とその母が証言。各政党からあいさつ、メッセージ紹介も。 -
東京都健康局と東友会が懇談会 5つの要望に都も誠意
被爆者一般疾病医療機関を増やしてほしい、被爆二世の医療費助成制度をよりよくしてほしい等要望。 -
130カ国から10万人以上が集まった世界社会フォーラムに参加して
インド・ムンバイで開催された「世界社会フォーラム」に参加した、銀林美恵子さんのレポートです。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年2月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2004年3月号(233号)
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「東裁判終結させよ」 国会議員に連日の要請行動
国会議員への要請が衆参両院の厚生労働委員を中心にすすめられ、16人の国会議員と面談。 -
東裁判終結へ 104団体に判決傍聴、対厚労省行動で要請
一審で終結させようと東友会は、弁護団と「東京おりづるネット」とともに、団体へ要請。 -
「核武装検討すべき」と回答した議員に公開質問
毎日新聞社の議員アンケートの結果を被爆者として重視。真意を確認する「公開質問書」を渡しました。 -
厚生労働省交渉 国は「高度の蓋然性」など従来の姿勢
国家補償問題など継続している問題とともに、判決を迎える東原爆裁判の問題も取り上げられました。 -
「メディづるネット」の学生らと交流
医療系学生の集団訴訟支援グループ「メディカルおりづるネット」と被爆者の交流会がひらかれました。 -
東友会相談員交流会 相談事業部の初企画「たて糸よこ糸」の連携で
東友会相談員が介護保険と被爆者の介護手当について説明。各地から活発な報告が。 -
東友会医療講演会 「年をとったら気をつけたい病気」
講師は、30年あまり被爆者の健診や医療にたずさわってきた吉沢敬一医師。 -
被災50周年3・1ビキニデーに参加して
被災50周年の3・1ビキニデーに参加した、山下久代さんのレポートです。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年3月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2004年4月号(234号)
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東原爆裁判完全勝訴 原爆被害の「凄惨」さ「苛酷」さが判決に
判決も連日の控訴するなの運動も踏みにじり、厚生労働省は不当にも控訴。 -
東裁判 判決要旨(要約は東友編集部)
東京地裁による判決の要旨です。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 原告2人が意見陳述
長崎被爆の山本英典さんと、広島被爆の平井園子さんが意見陳述。 -
原爆症認定集団訴訟1周年の集い 早坂暁さん、鎌仲ひとみさんら参加
集団訴訟原告、被爆者、支援者、弁護士など220人が参加しました。 -
原爆症認定集団訴訟全国支援連絡会が発足
全国13支援組織の代表らが参加して発足しました。 -
焼き場の少年の写真 こころよく使用を許諾
死んだ弟を背負い火葬の順番を待つ少年。撮影したジョー・オダネルさんが原爆裁判の運動に使うことを快諾。 -
お花見平和のつどい 好天の夢の島で楽しく交流
主催8団体のあいさつは、「第五福竜丸と私たち」がテーマ。「原爆症集団訴訟と被爆者の願い」の講演も。 -
東友会相談員養成研修会 生きがいのある相談活動
「被爆者の生きがいと相談活動」の問題提起、訪問活動の報告、「介護保険と被爆者の制度」の説明も。
「東友」2004年5月号(235号)
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「核を戦争の口実にするな」 被爆者の訴え国連に
国連で開かれたNPT再検討会議準備委員会に日本被団協代表団として参加した山田玲子さんのレポートです。 -
「爆心地近くでも生き残った」 石破防衛庁長官の暴言に抗議
「武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会」で石破茂防衛庁長官が原爆被害を軽視する発言。 -
原爆展と被爆証言活動で交流会 「伝えること」の大切さを再確認
「原爆と人間展」は東友会調べだけで69カ所でのべ231日、参観者は4万5788人に達したことを報告。 -
平和行進広島へ 銀座のまちを被爆者が先頭を
被爆者は東友会の旗を掲げ、歌をうたいシュプレヒコールをくりかえしながら歩きました。 -
原爆症認定集団訴訟支援に 青年らがCD売り上げからカンパ
青年有志らがつくった「PEACE BIRD――原爆症認定集団訴訟支援CD」の売上げから東京おりづるネットに。 -
東友会の相談件数 2003年度は1万4688件
相談件数は最高を更新。東京在住被爆者の平均年齢は、ついに70歳を超えました。
「東友」2004年6月号(236号)
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東友会が総会 成果確認し新たな前進
協議会と社団法人東友会が総会。東裁判の全面勝利など3点を画期的な成果としてあげました。 -
アメリカが21回目の臨界前核実験 東友会、大使館へ抗議
NPT再検討会議準備会と同じ月に強行。東友会は日本被団協とともに大使館へ抗議。 -
日本被団協が総会 「平和への道 勇気もって」
冒頭に原爆裁判についての講演。中央行動で厚労相・外務相に要請、石破防衛庁長官に抗議と要請。 -
東京おりづるネットが総会
控訴された東裁判と原爆症認定集団訴訟の完全勝利のために、署名と募金を集めることなど確認。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年6月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2004年7月号(237号)
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東数男原爆裁判 控訴審始まる 「不毛な科学論争」を批判
弁護団は、7つの原爆裁判での判決を無視する国を批判。裁判長は本質に迫る質問をし、国に回答を指示。 -
爆症認定集団訴訟 東京訴訟 「1.1キロ被爆でなぜ却下」涙の陳述
福地義直さんが「私には普通なみの健康とはどういう状態なのか分からない」と、声をつまらせて証言。 -
「骨髄異形成症候群」が健康管理手当「終身」給付に
厚生労働省交渉での要請後、支給期限が、東京でも「終身」になりました。 -
「原爆裁判勝利を」と188万円 東友会の訴えに全国から募金
「原爆症集団訴訟勝利をめざす募金」に、746人から188万5200円の募金が寄せられました。 -
品川被爆者の会が新体制に 総会で新会長ら選出
品川被爆者の会が総会を開き、新役員と会則などを決めました。 -
文京区の被爆者の会が再建総会 手当、二世などさっそく相談
会の運動が停滞していた文友会が再建総会を開き、会の運動が再開しました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2004年8月号(238号)
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慰霊祭と追悼のつどい 木碑建立から「犠牲者の碑」への「40年」を証言
「証言と写真による慰霊祭40年のあゆみ 慰霊の木碑から原爆犠牲者慰霊碑に」と題し安藤顧問が話しました。 -
広島・長崎の平和祈念式典に参列 献花・献水、名簿を照合
東友会は両市に代表を派遣。ふたたび被爆者をつくらせない決意を誓いあいました。 -
この夏の誓い――「被爆の実相」直視を―― 東友会事務局長 山本英典
山本英典・東友会事務局長からのメッセージです。 -
原爆症認定集団訴訟原告の足跡たどり追体験 弁護士らが広島視察
弁護士のほとんどが戦後生まれ、被爆地も資料館も訪れたことがないなかで、原告の思いを実感しようと企画。 -
アメリカ遊説報告 エノラ・ゲイの機体にこそ「過ちはくり返しません」を
日本被団協の被爆者アメリカ遊説団に東友会から参加した、河野次男さんのレポートです。 -
原爆症認定集団訴訟原告の早田さん死去
家族に支えられて、近所の小学校で被爆体験を証言していました。胃ガンの転移のため逝去。
「東友」2004年9月号(239号)
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東友会相談員養成合宿研修会 学び、交流し、懇親深め 3テーマで研修
被爆者援護法が制定された1995年から9年間に運動で実現した制度と運動の特徴、など学びあいました。 -
智恵と工夫で被爆の実相を伝える 各地の「原爆展」に市民の反響
2004年夏、被爆者の地区の会などが開催した原爆展の様子です。 -
被爆死した子どもの供養へ 「ひこじぞう」建立
さいたま市の常泉寺で、故・田川時彦さん(東友会前会長)のお地蔵さん「ひこじぞう」のお披露目式。 -
厚生労働省・平成17年度概算要求 物価調整で2004年もマイナス
総額は1585億6800万円。対前年比約15億円の増。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年9月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2004年10月号(240号)
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東友会が都議会全会派を訪問 検診改善、二世施策の充実など要請
被爆60年の2005年を契機に被爆者と被爆二世施策の充実をと要請。各党のおもな対応を掲載。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 キノコ雲の下で何か起こったか
弁護団がパソコンで作成したスライド形式の映像で、被爆の実相を裁判官に見てもらおうとする弁論。 -
東友会、原爆症認定集団訴訟運動の交流会 原告のいない地区でも運動を
原爆症認定訴訟を原告のいない地区の会もふくめた全体の運動に広げたいと開催。 -
東友会医療講演会 「健康診断・ガン検診」をテーマに
講師は原爆裁判を支援する「東京おりづるネット」会長で東京反核医師の会でも活動している児嶋徹医師。 -
東友会に寄付10万円 自治労連都庁職本庁支部
東京都庁舎に働く人びとの労働組合・都庁職本庁支部から、寄付金が寄せられました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年10月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2004年11月号(241号)
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被爆60年めざし ノーモア被爆者東京のつどい
映画監督・黒木和雄さんの講演「映画『父と暮せば』を制作して」、被爆者、被爆二世などからの発言も。 -
東原爆裁判控訴審 国側の控訴理由書の矛盾に反論
弁護士3人が国側の控訴理由書に対する反論し、これまでの判決にふれ意見陳述。要旨も掲載。 -
憲法9条など7課題 被爆60年へ日本被団協が提起
憲法第9条の改定に積極的に反対、政府や各政党に申し入れなど。原爆症認定で厚労省交渉も。 -
被爆写真で「肝試し」 文部科学省に抗議
日本被団協と東友会は、被爆者問題で適正な教育をおこなっていない結果であると抗議し、是正を求めました。 -
被爆者の地区の会再建目指し荒川で相談会
10年ほど被爆者の会の休会状態がつづいていた荒川区で相談会。東友会組織部のよびかけたもの。 -
岩波書店労働組合から東友会に支援募金
岩波書店労働組合被爆者支援2004実行委員会と岩波書店労組からの募金が届けられました。 -
スタンダード靴労働組合が解散 東友会結成時から支援
東友会結成当時からの同労組の支援に感謝して、大会には横川嘉範副会長が出席してあいさつ。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年11月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の1件の審査結果です。
「東友」2004年12月号(242号)
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 「隠れ被爆者」の苦しみに涙
2人の原告の証言要旨も掲載。弁論に先立ち厚生労働省前要請行動も。 -
東友会地区活動に役立つ交流会 自治体の助成金と地区の会の会計処理で
自治体からの助成金を活用するに当たって、会計処理を適切にする方法の研修を中心課題に。 -
東友会地区相談員交流会 被爆者の「こころの傷」をテーマに
要望の多かった「今なお残るこころの傷」がテーマ。アドバイザーはソーシャルワーカーの原玲子さん。 -
「被爆者健康診断」の拡充で都議会が国への意見書
都道府県議会での意見書は初。意見書は衆参両院議長、総理、総務、厚生労働各大臣に送付されます。 -
東都生協と東友会の交流会 都内3カ所で
いずれの会場でも被爆体験の証言を聞いた後、参加者全員が発言しました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2004年12月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。