東友会相談員養成研修会 「原爆症認定」を実例で学ぶ
2003年度3度目の「相談員要請研修会」が12月20日、東友会の会館ホールでおこなわれました。研修会のテーマは「いま話題の原爆症認定制度とは」。集団訴訟について勉強したいという被爆者、医療機関や法律関係者、平和運動関係者など131人が参加しました。
講師の村田未知子・東友会相談員は、1987年からの16年間に191件の原爆症認定申請にたずさわり、93人が認定され、82人が却下されたこと、原爆症が認定されるのは被爆者100人に1人というほどきびしいことを、東友会の相談事例を挙げながら説明しました。審査がきびしい原因は、国が認定の基準にしているDS86と「原因確率」が、被爆の実態にまったく合っていないためであることを、厚生労働省の資料(下表参照)で明らかにしました。集団訴訟は、原爆被害を軽く扱い、核兵器を使える兵器にしようとするものとのたたかいであることを強調し、支援を訴えました。
爆発後の経過時間 | 爆心からの距離 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0メートル | 100メートル | 200メートル | 300メートル | 400メートル | 500メートル | 600メートル | 700メートル | |
1から8時間後 | 26 | 20 | 15 | 10 | 6 | 3 | 2 | 1 |
8から16時間後 | 18 | 14 | 11 | 7 | 4 | 2 | 1 | 0 |
16から24時間後 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 |
24から32時間後 | 7 | 6 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 |
32から40時間後 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 |
40から48時間後 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
48から56時間後 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
56から64時間後 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
64から72時間後 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
爆発後の経過時間 | 爆心からの距離 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
0メートル | 100メートル | 200メートル | 300メートル | 400メートル | 500メートル | 600メートル | |
1から8時間後 | 12 | 10 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 |
8から16時間後 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 |
16から24時間後 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
24から32時間後 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
32から40時間後 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
40から48時間後 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
48から56時間後 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
56から64時間後 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
64から72時間後 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |