2014年発行 「東友」
連載記事
「東友」2014年1月号(351号)
-
東友会が「国の償い実現運動」で学習交流会
戦後手厚い補償を受けてきた軍人・軍属と、長らく放置されてきた被爆者とは、生命の重みが違うのか。 -
【特集】国の償い実現運動 過ちをくり返さないよう責任を果たしてほしい
国家補償の精神にたって実施する法律の制定を求めて運動してきた歴史と被爆者の願いをまとめました。 -
「国の償い実現運動」「ノーモア・ヒバクシャ訴訟」 団体へ支援要請
東友会は都内の市民団体、平和団体、労働団体などを訪問し、被爆者運動への支援をお願いする運動を開始。 -
厚労省医療分科会が原爆症認定基準を一部改定
原爆症認定を審査する厚労省の原爆被爆者医療分科会は、基準を承認。日本被団協は厳しい抗議声明。 -
【詳報】原爆症認定「審査基準」改定 「確認書」は守られたのか
原爆症認定行政の現状は、被爆者の願いとも訴訟の司法判断ともかけ離れています。 -
ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟 亡夫にかわって原告になった妻が証言
夫は、爆心地から1.7キロで被爆。脳梗塞と心不全で認定申請し、却下後異議申立の最中に死去。 -
『はだしのゲン』自由閲覧継続を求め都教育委員会へ請願
東友会は緊急に署名を呼びかけ。都庁にかけつけ、他の呼びかけ人とともに都教委へ請願署名を提出。 -
一人ひとりの被爆者を支えられるように 「年末お見舞い行動」報告
被爆者地区の会と地域原水協が協力して被爆者を訪問し、お見舞金を届けた様子を紹介。 -
「核兵器のない世界を被爆者とともに」日本原水協代表理事 高草木博
たいへんリアルで分かりやすく励まされると好評だった講演.を、あらためてまとめていただきました。 -
おりづるの子(東京被爆二世の会) 仲間の輪を広げて
活動を重ねながら、仲間の輪を広げています。準備・助走期間からの歩みをふり返ります。 -
原爆死没者への思いを胸に刻み 「原爆犠牲者慰霊碑」の年末清掃
慰霊碑の定期的な清掃は被爆者・東友会事務局員が手分けしてつづけています。 -
原爆症認定ケースbyケース(2013年12月19日から2014年1月18日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち3人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年2月号(352号)
-
東友会新春のつどい 核廃絶、国の償い、原爆症認定訴訟に力尽くそう
スライドも用いた東友会の活動紹介、来賓あいさつなどのあと、懇親会がすすめられました。 -
東友会の相談活動 被爆者・被爆二世の相談内容20年間の推移
毎年度1万数千件から2万件の相談がよせられています。その傾向を、5年刻みで整理した表で紹介。 -
「被爆者年末お見舞い行動」報告(続報)
東京原水協から贈られたお見舞金を、各地区の被爆者に届けました。その報告の続報を紹介します。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年1月19日から2月18日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち10人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年3月号(353号)
-
ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟 原爆被害の実情に目を向けてほしい
原告が原爆に一生苦しめられてきたと切々と陳述。弁護士は映像を使い原爆被害の全体像を説明。 -
【談話】 福島第一原発事故から3周年を迎えて
東京都原爆被害者団体協議会事務局長名で発表した談話です。 -
基準改定後の原爆症認定審査のうごき 従来どおりの厳しい却下も
ノーモア・ヒバクシャ訴訟の原告全員が再審査され、16人が認定。しかしわずかな条件差で却下も。 -
原爆被害者に国の償いを 国会議員の賛同求め日本被団協中央行動
「原爆被害者に国の償いを求める国会議員賛同署名」を訴えて議員訪問をしました。 -
国の償い運動と原爆症認定訴訟の勝利へ 団体訪問で膝交え要請
原爆被害に国の償いを求める国会請願署名と訴訟勝利めざす裁判所への署名を重点に、団体訪問し支援を依頼。 -
被災60年3・1ビキニデー 核廃絶へ草の根から立ち上がろう
一般社団法人東友会理事・堀場和子さんによる3・1ビキニデー集会の参加報告です。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年2月19日から3月17日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち2人認定、審査基準の改定で訴訟原告3人が認定。
「東友」2014年4月号(354号)
-
ノーモア・ヒバクシャ訴訟 大阪、熊本の2地裁で判決
被爆の実態に合わない原爆症認定基準で却下された被爆者が続けている訴訟。 -
ビキニ被災から60年の思いを胸に お花見平和のつどい
「つないでつないで東京から平和を」と東京の市民8団体が毎年開いてきた「平和のつどい」も13回。 -
東友会医療講演会 「被爆者の検診から見えること」
中村直也医師が、被爆者の健康診断や診療の経験をもとに講演。とくに強調された病気は糖尿病。 -
東友会と東京原水協が「年末見舞い行動交流会」
年末に行われた年末見舞金行動の経験を持ち寄って、反省と今後に生かすための交流会が開かれました。 -
「東京原爆展」に向けて準備すすむ 3つの展示企画を検討
「原爆が人間に何をしたか」「原爆に抗して」「核なき世界をめざして」の3つのテーマ。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年3月18日から4月18日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち6人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年5月号(355号)
-
国民平和大行進が東京を出発 銀座では被爆者が先頭に核兵器廃絶を訴え
「2014年国民平和大行進」が第五福竜丸展示館前の広場から出発。8月4日頃に広島市平和公園に到着する予定です。 -
ノーモア・ヒバクシャ訴訟 ずさんな原爆症認定審査が浮き彫りに
東京訴訟の「更新弁論」が行われ、岡山地裁では被爆者勝利の判決、大阪地裁は原告全員に原爆症認定を命じる判決。 -
判決で鮮明になったずさんな原爆症認定審査 小池議員が質問
原爆症認定にあたってのずさんな審査が岡山地裁の国家賠償判決で明らかになり、国会でも問題に。 -
医療特別手当を継続できない被爆者増える 国が基準を厳しく
東京では、今回更新にあたる被爆者の3分の1程度が、医療特別手当の受給ができなくなることがわかりました。
「東友」2014年6月号(356号)
-
東友会総会 被爆70周年へ核戦争の生き証人として学び行動しよう
1年間の主要な動きを整理した「基調報告」を確認、事業計画を決定。原爆症認定制度改定問題について特別報告も。 -
東京都原爆被害者団体協議会総会 高齢化に対応した活動めざす
東京都原爆被害者団体協議会総会は一般社団法人東友会総会に先立って開かれ、予決算など確認。 -
被爆70年、NPT再検討会議へ 核兵器廃絶の国際活動
NPT再検討会議準備委員会で、東友会副会長で日本被団協代表理事の山田玲子さんが被爆者の願いを訴え。 -
10回目のピースアクション&ピースパレード盛大に
各構成団体が都内の平和モニュメントの写真を紹介。正午からは渋谷の街を「ピースパレード」。 -
日本被団協総会 ノーモア・ヒバクシャ訴訟の全面支援を採択
核兵器廃絶、ノーモア・ヒバクシャ訴訟全面支援の各決議を採択。中央行動で各党へ要請。 -
東友会「憲法学習会」第2弾 憲法と集団的自衛権を考える
講師は、ノーモア・ヒバクシャ訴訟の弁護団の芝田佳宜弁護士。集団的自衛権と憲法第9条の解釈など説明。 -
東京の被爆者、被爆二世、医療機関等の現状 移り変わりと課題
東京都福祉保健局から提供していただいた資料データから見える、東京の被爆者の実態を紹介します。 -
おりづるの子(東京被爆二世の会)が総会 活発に意見交換
予算や会員拡大など、具体的な質問・意見が。日本被団協事務局長次長の藤森俊希さんによる記念講演も。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年4月19日から6月16日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち2人が認定され、1人が却下されましたので紹介します。
「東友」2014年7月号(357号)
-
ノーモア・ヒバクシャ訴訟 証人尋問などつづく 公正判断の署名も提出出
東京第2次訴訟・東京第1次訴訟で証人尋問・口頭弁論。署名は累計2万5千人分に。訴訟支援ネットはニュースを発行。 -
東京都福祉局と東友会が定例の懇談会 相談事業委託費など要望
「東京オリンピック平和祈念館の開設」についてや、東京都の平和事業の窓口一本化、健診の内容追加など要望。 -
原爆症認定問題で各党のヒアリング続く 要医療性の厳格化などに批判
自民党の「議員連盟」、民主党によるヒアリングがそれぞれおこなわれました。 -
【訃報】 元協議会事務局次長 田邉俊三郎さん
1980年代から1995年にかけて展開された被爆者援護法制定大運動を、事務局次長の一人として支えました。 -
原爆症認定制度の本旨どこへ 医療特別手当の更新非認定が激増
更新が非認定となった割合が東京都では例年の10倍に。中国新聞は広島でも同様な結果と報道。 -
「東京在住原爆被爆者の実態調査」まとまる
東京在住被爆者1795人が回答。「病気の原因は原爆」9割、「子や孫の将来に不安」7割など。 -
日本被団協関東甲信越ブロック会議 連携を強めてがんばろう
各県が活動の現状を報告した後、被団協を支える関ブロの役割を確認し、今後の活動を確認。
「東友」2014年8月号(358号)
-
東京原爆展2014 5500人を超える来場者を迎え成功
都庁展望室での原爆展。被爆者とその家族、国内外の旅行者など多くの人が熱心に展示に見入っていました。 -
被爆69年の夏に思う 人道を尊重する流れを
大岩孝平代表理事が、原水爆禁止世界大会や広島・長崎の式典、原爆症認定問題の動きなどについて述べます。 -
被爆69年の広島・長崎へ 平和式典、献水式などに参加
東友会の代表は式典に参列し、「東京の木」への献水式をおこない、両市に原爆死没者名簿の照合を依頼。 -
日本被団協が広島で交流集会 被爆証言聞き絵にした高校生たちと
集会「ヒロシマの継承 高校生がヒバク証言を絵に」。高校生、指導の先生、証言をした被爆者などが参加。 -
原爆症認定問題で各党ヒアリング(聴き取り)つづく
共産党は「被団協の提案は、きわめてシンプルで現実的。理解が広がるよう協力する」等の回答。 -
葛飾区で非核平和祈念のつどい 「核兵器使うな」を伝えたい
葛飾区と葛飾区の被爆者の会・葛友会が共催する「非核平和祈念のつどい」は、2014年で25回目。 -
東都生協が平和のつどい 被爆証言を聞き、多彩なイベントも
長崎うけた被爆のもようが語られました。メイン企画はピーター・フランクルさんの大道芸と示唆に満ちた講演。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年6月17日から8月16日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち8人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年9月号(359号)
-
原爆被害をくり返させないために 被爆69年目の夏も各地で行動
自治体や支援者と協力し合いながら、被爆者は「あの日」の事実を伝え続けています。その一部を紹介。 -
誤った「放射線の知識」をばらまく政府広報に厳重抗議する
全国紙各紙に掲載の「政府広報」は、広島・長崎の原爆被害を引き合いにした発言が被爆の実態に合っていません。 -
東友会相談員養成合宿研修会 「被爆者調査」読み解く講演も
「地区会の相談事業の交流」「東京の被爆者55年の運動から学ぶこと」など4つのテーマで経験交流や講演が。 -
都議会各党ヒアリング 被爆者健診充実、平和事業窓口一本化を要望
東友会の代表が公明党、民主党、共産党の3会派と懇談。毎年直接に要望していた自民党は、文書だけの要請に。 -
全国の被爆者数20万人割る 被爆者の願いの実現はますます急務に
被爆者健康手帳所持者がついに20万人を割りました。東京在住者も6261人に。 -
空襲連が結成4周年集会 戦後70周年に空襲被害者等援護法成立を
空襲の残酷さ伝えるDVD上映、大空襲経験者の証言、連帯する団体のあいさつ、「平和をどう伝えるか」の講演など。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年8月17日から9月16日)
東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち1人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年10月号(360号)
-
原爆犠牲者追悼のつどい 感動呼んだ幼年・胎内被爆者の証言
被爆者・遺族はつどいに先だち慰霊碑に献花。各界からメッセージが寄せられ、参列者が献花。被爆証言も。 -
「政府広報」への抗議文を送付
新聞の全面広告にされた「政府広報」は、放射線被曝の遺伝的影響や健康影響を過小評価しています。 -
核兵器の全面的廃絶国際デー あらゆる人びとが力を合わせて
2013年の国連総会で定められ、初となる「国際デー」。「被爆70年へ被爆者とともに核兵器廃絶を」の記念集会が開催。 -
【訃報】 東友会元副会長 安藤賢治さん
1958年の東京都原爆被害者団体協議会結成に参加。東友会の事業、組織、行動を支えて活躍されていました。 -
『生命もてここに証す』2014年版を発行 2人の証言を収録
原爆症認定集団訴訟とノーモア・ヒバクシャ訴訟に原告として参加し死去された2人の法廷での証言をもとに編集。 -
東京都在住の被爆者数
東京都福祉保健局が発表した2013年度末の被爆者は6261人。被爆二世は6883人に。 -
ノーモア・ヒバクシャ訴訟 原告団・弁護団が支援訴えるリーフレット発行
リーフレット「国・厚生労働省は原告被爆者全員の救済を!」を発行し、全国的な普及をよびかけ。 -
被爆69年 夏の行動 被爆者地区の会の活動から(続報)
自治体や支援者と協力し合いながら、被爆者は「あの日」の事実を伝え続けています。その一部を紹介。(前月の続き)
「東友」2014年11月号(361号)
-
地区なんでも相談会 調布市の地域で12年ぶり
東友会相談員による講演ののち、被爆二世・被爆者やその家族から質問が続き、相談員が丁寧に回答。 -
ノーモア・ヒバクシャ東京2次訴訟 科学の名で被爆者に苦しみ強いるな
法廷で被爆者側弁護士が「原爆症認定制度の在り方に関する検討会」や国側「意見書」を批判。署名提出も。 -
「国の償い」打ち出した「原爆被害者の基本要求」30周年記念集会
市民や高校生、被爆者の思いなどから「基本要求」の意義が明らかにする朗読構成劇が上演されました。 -
日本被団協関東甲信越ブロック会議 支え合って高齢化に対処しよう
高齢化が進むなか「会の維持すら困難」という発言もありましたが、工夫し支え合っていくことなど確認。 -
日本被団協が全国代表者会議 「国の償い」や実相普及を議論
追悼と実相普及、組織・相談活動、国の償い実現運動の活動を交流。翌日の厚労省交渉では13項目を要請。 -
原爆被害者の墓「偲ぶつどい」 新たに埋葬した2遺族があいさつ
「このお墓がなかったら、夫は広島に埋葬され、お墓参りにいけなかった。感謝しています」と話す遺族も。 -
岩波書店労組から寄付 温かいこころざし
この募金は東友会結成直後から半世紀を超えて、毎年続けられ、東友会の運動を支えています。 -
原爆症認定ケースbyケース(2014年10月17日から11月16日)
原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち3人が認定されましたので紹介します。
「東友」2014年12月号(362号)
-
東友会医療講演会 「認知症とのつきあい方」
講師は川島診療所所長・谷川智行医師。「認知症の人の世界」を理解することの大切さなど語られました。 -
NPT要請・東友会代表団顔合わせ 被爆70年を核兵器廃絶の転機に
NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議への要請団に参加者が訴えを読み上げ検討、経験者からはアドバイスが。 -
ノーモア・ヒバクシャ訴訟で集会 原告、支援者、弁護士がスクラム
参加者が支援の思いを確認し合い、政府の動きや全国の訴訟の動きが報告され、争点についても説明が。 -
ノーモア・ヒバクシャ東京1次訴訟 国側が裁判引き延ばしを画策
裁判長は政府側の要望を採用し、裁判の引き延ばしに一度は同意。弁護団の要請を受けて再検討。 -
ノーモア・ヒバクシャ東京2次訴訟 非がん疾患にも認定を
被爆者に多い循環器の疾病は近距離被爆者以外ほとんど認定されていない現状を打ち破りたいと原告。 -
年末見舞金を贈るつどい 半世紀にわたる連帯の歴史をふり返る
「原爆被害者の基本要求から30年」と題した講演も。参加者からも熱心な発言が。 -
東友会地区相談事業交流会 相互に助け合える相談活動を
介護関係の相談に対応するポイントを相談員が解説し、地区からは相談事業の工夫と悩みについて報告が。