核兵器の全面的廃絶国際デー あらゆる人びとが力を合わせて
2013年の国連総会で定められた「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」の2014年9月26日、衆議院第一議員会館ホールで日本原水協が主催した「被爆70年へ被爆者とともに核兵器廃絶を」の記念集会が開かれ90人が参加。東友会からは19人が参加しました。
俳優座の有馬理恵さんが、日本被団協の谷口稜曄代表委員の証言を朗読。同じく日本被団協の田中煕巳事務局長、児玉三智子事務局次長が被爆証言をし、一日も早い核廃絶を訴えました。
オーストリアのアレクサンダー・クメント軍縮大使からのメッセージが紹介された後、メキシコのアルマンド・アリアガ・オチョアテギ駐日臨時代理大使が次回オーストリアで開催される「核兵器の人道的影響に関する国際会議」の意義を、マーシャル諸島のアネット・ノート駐日次席代表が核保有国を国際司法裁判所に提訴した意義について述べました。
最後に、日本原水協の安井正和事務局長が「被爆70年を核兵器廃絶実現の決定的な転機に」と訴え、熱気溢れる集会を終えました。
「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」とは
国連総会が定めた国際デーのひとつ。2012年9月26日に開かれた「核軍縮撤廃に関するハイレベル会議」の討論からだされた「核兵器のない世界を達成する緊急かつ効果的な措置を」を支持した同年12月5日の国連総会で採択されました。提案国はインドネシア。議決は、賛成:137カ国。反対:米、露、英、仏、独、伊など28カ国。日本は棄権しました。
2014年が初となる「国際デー」にあたって国連は、あらゆる教育や世論啓発の努力をするよう世界によびかけています。