『生命もてここに証す』2014年版を発行 2人の証言を収録
東友会が国の慰霊事業として、「追悼のつどい」(東京都主催)にあわせて毎年刊行している『生命もてここに証す―2014年版―』(B5判40ページ)が、2014年9月28日に刊行されました。
原爆症認定集団訴訟とノーモア・ヒバクシャ訴訟に原告として参加し死去された2人の法廷での証言をもとに編集されています。
入市した事実を認められずに原告となった川田義男さんは、被爆時の記憶を水彩画に残しています。おぞましい地獄の有様を清めるかのようなやさしい筆遣いで色紙に描かれた画が掲載してあります。
田﨑アイ子さんは集団訴訟に提訴した実姉が死去された後、訴訟を引き継ぎ、その後自分も原爆症の認定申請を提出。却下されたときは、すでに他界されていたため、母の願いを引き継いだ娘・豊子さんが原告となりました。
『生命もてここに証す』は無料です。ご希望の方は、東友会にお知らせください。