2007年発行 「東友」
「東友」2007年1月号(267号)
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原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟 判決を待つ原告の思い
いまなお原爆に苦しめられている被爆者が、なぜ裁判を起こさなければならなかったのか。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 18人が第2陣提訴
東京第1次訴訟原告とあわせると58人となり、全国最大の原告団になりました。 -
「肝機能障害は原爆の影響なし」厚労省医療分科会が結論
「B型肝炎、C型肝炎ともに原爆放射線との因果関係は科学的に否定される」との結論を確認。 -
原爆症認定集団訴訟の勝利へ おりづるネット 厚労省前で毎月行動
原爆症認定審査の医療分科会が開かれる毎月第3月曜日に厚生労働省前で要請・宣伝行動。 -
再び戦争への道を進まないで 市民団体がクリスマス行動
新宿駅前で、「自衛隊のイラク派兵に反対する消費者団体・市民団体」が街頭行動。 -
原爆症認定集団訴訟勝利・認定制度改善へ 働きかけつづく
原爆症認定集団訴訟東京第1次訴訟の判決をひかえ、要請行動が活発に。成果も出始めています。 -
原爆症認定基準の見直しへ 自民党が議員懇談会を設立
発起人は、寺田稔衆議院議員(広島5区)。議員懇による「議連設立総会」が開かれました。 -
被爆者の「心の傷」を見つめて 東友会相談員養成研修会
精神科医師として長年被爆者にふれあい、被爆者についての著作も多い中澤正夫医師が講演。 -
年末見舞金を贈るつどい 訪問活動でわかる被爆者の状況
東友会と東京原水協の共催。原爆症認定集団訴訟の弁護士の講演ののち、年末見舞金が手渡されました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2006年12月)
原爆症認定第2次集団申請に参加した10人の審査結果です。
「東友」2007年2月号(268号)
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原爆症認定制度の全面的改正をもとめ トーク&ライブ
名古屋地裁判決の報告、各聖堂代表のあいさつ、弁護士による寸劇、劇団による朗読劇や、演奏が。 -
原爆症認定集団訴訟 名古屋地裁判決 機械的な認定行政を断罪
原告団などは共同声明で、厚労省の「審査の方針」と機械的な認定行政が「厳しく断罪」された点は高く評価。 -
一日も早く原爆症認定制度の改善を 各党の議員懇談会が活発に
制度の抜本改正と、裁判確定まで認定しない厚労省の姿勢を改めさせてほしいという要請に応える動き。 -
訃報 集団訴訟原告 元東友会常任理事 齊藤泰子さん
東友会常任理事、請願部員として活躍。「判決までは生きていたい」と気丈に話し、周囲を励ましていました。 -
東京都と東友会の懇談会 検診と二世対策の充実を
介護保険の費用負担への助成などについても、被爆者と二世の実情を伝えながら要請。 -
東友会新春のつどい 「命ある限り核兵器廃絶を訴えよう」
被爆者の「核兵器廃絶を訴え、求めつづける」運動への参加を訴え。政党・団体から激励とあいさつも。
「東友」2007年3月号(269号)
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原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟 東京地裁判決 国の姿勢を断罪
判決は認定基準となっているDS86とそれにもとづく「原因確率」を機械的に適用する認定のあり方を批判。 -
原爆症認定集団訴訟 仙台地裁でも勝訴 「国は原爆放射線を過小評価」
20年前の胃ガンの手術後障害に要医療性を認め、残留放射線・内部被曝の影響を認めるなど積極的な判決。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 国側が暴論
国側は「原告らの多くは、広島・長崎の原爆放射線被曝をほとんどしていない」と断定。 -
原爆症認定制度の抜本改善を早期に 都議会が意見書採択
全会一致で「意見書」を採択、内閣総理大臣、厚生労働大臣などに送付。 -
原爆症認定集団訴訟 東京地裁判決の勝利をめざすつどい
原告が決意をのべ、弁護団が裁判の現状や政治情勢を報告。 -
東友会相談員養成研修会 「介護保険制度」と被爆者の「介護手当」
地区相談員から「じっくり勉強したい」との要望があったものです。 -
東友会医療講演会 被爆者にとって気になる呼吸器の病気
代々木病院の院長となった松永伸一先生が「最近話題の呼吸器の病」というテーマで講演。 -
「東京大空襲訴訟を支援する集い」に被爆者も連帯
東京大空襲の被害者が、国に損害賠償を求め東京地裁に提訴。提訴前日の「集い」のもようです。 -
核兵器も戦争もない平和な世界へ決意あらた 3・1ビキニデーに参加して
3・1ビキニデー集会に東友会代表として参加した長久勝之さんのレポートです。
「東友」2007年4月号(270号)
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原爆症認定集団訴訟 東京地裁判決後に連日行動
判決後2週間の大運動。「控訴するな」の国会議員署名や控訴後の座り込みなど運動はさらに。 -
原爆症認定集団訴訟 国会議員も厚労省に「控訴するな」と迫る
東京地裁判決について「国・厚生労働省は控訴するなj」の署名に153人の国会議員が応じました。 -
談話 長崎市長の無念の死を悼む 東友会事務局長 長岡和幸
伊藤一長・長崎市長が銃撃され、亡くなりました。東友会事務局長による談話です。 -
訃報 元東京地婦連事務局長・元全国地婦連事務局長 田中里子さん
第五福竜丸エンジンの移送運動、「お花見平和のつどい」などのとりくみの中心で活躍されていました。 -
お花見平和のつどい 第五福竜丸エンジン保存運動の思い出語り合う
主催団体による報告の共通テーマは、「みんなが力を合わせたエンジン移送 ワンポイントトーク」。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年2月、3月)
原爆症認定第2次集団申請に参加した13人の審査結果です。
「東友」2007年5月号(271号)
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核兵器なくせ、ふたたび戦争するな ピースアクション in TOKYO
原爆詩輪読、ピースコンサートなど集会の後、渋谷の街を花の種を配りながらパレード。 -
核兵器なくせ、戦争する国になるな 雨の中、平和行進が出発
原水爆禁止世界大会の開かれる8月の広島に向けて歩きつづけます。 -
被爆者の相談活動は今… 年間相談件数が過去最高に
原爆症認定に関する相談、介護手当と介護保険についての相談、被爆二世の相談が増えています。 -
「ノーモア・ヒバクシャ9条の会」発足
「人びとに戦争の犠牲を受忍(がまん)させることのない社会を」と発足したもの。 -
訃報 東友会ブロック代表 北・双友会代表 中西栄治さん
東友会では常任理事として活躍。日本被団協では事務局次長、「被団協」新聞の編集長として活動。 -
原爆症認定制度の抜本改善 区市町村の「意見書」採択をすすめよう
東友会は「意見書」採択を求める運動をすすめることにしています。
「東友」2007年6月号(272号)
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東友会総会 「原爆症認定で全区市町村に意見書採択を」など採択
原爆症認定制度の抜本的改正と被爆者施策の改善を求めるなど運動方針を確認。社団法人東友会も総会。 -
「原爆症認定と被爆者の救済に関する意見書」日野市議会が採択
東友会が総会で都議会の全会派一致の採択を都内の区市町村議会に広げようと確認した後、最初の採択。 -
原爆症認定集団訴訟 被爆者の要求への支持広がる
東友会のとりくみをきっかけに、これまでにみられなかった動きが司法と政治に。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟 第3陣提訴予定者
提訴を予定している18人の被爆者の被爆状況等をお知らせします。 -
日本被団協が定期総会 核廃絶や原爆症の課題で論議
中央行動では厚生労働省、外務省への要請、各党との懇談や議員要請も。 -
東京おりづるネット総会 自治体へ働きかけ、街頭宣伝定例化など決定
被爆者とともに原爆被害と被爆の実相を伝え全国民の共感を広げる運動を進めるなど運動方針を確認。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年5月)
原爆症認定第2次集団申請に参加した2人の審査結果です。
「東友」2007年7月号(273号)
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防衛大臣が「原爆しょうがない」 被爆者は許さない!
マスコミも責任を追及し、大臣は辞職。しかし辞任理由は謝罪も原爆投下への反省も全くないもの。 -
原爆症認定集団訴訟 東京第2次訴訟第3陣が提訴
18人の被爆者が原爆症の認定を求めて裁判をおこしました。東京地裁に提訴している原告は46人に。 -
原爆症認定制度の抜本改善へ 草の根運動をすすめよう
東友会は第2次集団訴訟の署名運動を開始。制度の抜本改善を求める自治体の意見書採択も全国で。 -
委託事業費増額と記念事業費を 東友会が東京都へ要請
実施にかかった費用の半分にも満たない委託事業費の増額と東友会結成50周年記念事業への助成を要請。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年6月)
原爆症認定第2次集団申請に参加した6人の審査結果です。
「東友」2007年8月号(274号)
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原爆症認定集団訴訟 6回目の勝利! 熊本地裁判決
国の審査方針は不適切と明言し、政府の原爆症認定行政を糾弾する判決。 -
62年目の広島・長崎へ 東友会代表が式典や献水式などに出席
東友会は広島・長崎に代表を派遣し、原爆死没者の冥福と核兵器廃絶を願う祈りを捧げました。 -
安倍首相が被爆者と会見 原爆症の審査基準見直しを示唆
首相は「認定のあり方は見直しを検討させたい」と発言したとの報道。 -
2006年度全国被爆者数 厚労省が発表
全国の被爆者数は、昨年度から7722人減って25万1834人。 -
訃報 元東友会委託事業部長 吉元トキ子さん
堪能な語学力を生かして、海外にも積極的にでかけて核兵器廃絶を訴えていました。 -
慰霊祭と追悼のつどい 「核兵器なくせ」の願いを誓う
東京都知事、広島・長崎両市長からのメッセージの代読、各政党代表からのあいさつなども。 -
原爆忌東京俳句大会 寄付金が届けられる
東京都や第五福竜丸平和協会とともに東友会も毎年後援している大会で集められた募金。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年7月)
原爆症認定第2次集団申請に参加したうちの1人の審査結果です。
「東友」2007年9月号(275号)
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東友会相談員養成合宿研修会 いま最も注目のテーマで学習
高齢者医療制度、原爆投下の意味と歴史、原爆症集団訴訟など学びました。 -
「原爆症認定のあり方に関する検討会」厚労省の一方的な人選に抗議
被爆者の意見を聞いて人選をという要望を無視し、厚生労働省だけで一方的にメンバーを決めたもの。 -
東友会、都議会各会派と懇談 2008年度予算について要請
都議会各会派からよびかけられ役員が懇談。委託事業費増額と東友会結成50周年事業への助成について要望。 -
訃報 元代々木病院医師 千葉正子さん
国の被爆者施策が極めて貧しかったころから熱心に被爆者医療にとりくまれました。 -
アメリカ遊説 今夏は首都ワシントンを中心に
日本被団協のアメリカ遊説団に東友会の代表として参加した塚本美知子さんのレポートです。 -
厚生労働省が原爆症認定審査の「見直し」まで却下通知を保留
2007年7月以降に却下となった人全員を「再検討」扱いにし、新基準が決定後に再審査すると発表。
「東友」2007年10月号(276号)
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「原爆症認定の在り方に関する検討会」日本被団協は抜本改正を要求
原告被爆者、弁護士、医師が意見陳述。日本被団協事務局長が改正要求を説明。 -
原爆症認定制度の抜本改正を求める「緊急100万人署名」行動ひろがる
東京おりづるネットが渋谷ハチ公前街頭宣伝行動をおこないました。 -
3区8市が原爆症認定制度の改善求める意見書採択 被爆者の会の努力で
世論の広がりを反映して、東京都内の区市町村で「意見書採択」が進んでいます。 -
原爆症認定集団訴訟の完全勝利へ 東京原告団が意思統一
これまでの6判決の特徴と裁判の進行状況、日本被団協が求める新しい制度が説明されました。 -
被爆者運動のこれからを議論 日本被団協が全国代表者会議
会議後の中央行動で、原爆症認定制度の抜本改善を求めた国会議員への要請行動も。 -
負担増す「後期高齢者医療制度」 東友会、廃止・撤回の署名をよびかけ
75歳以上の東京都民は年額平均15万5000円の健康保険料が年金から天引きというニュースに不安の声。 -
おりづるネットが「原爆症認定集団訴訟勝利をめざす労組・団体懇談会」
「100万署名」を東京で年内10万人をめざし、街頭署名行動をおこなうことなど決定。 -
ありがとうございます 東友会に募金 滝山団地自治会と岩波書店労組
滝山団地自治会は核兵器廃絶を求める署名と募金運動で集めた募金。岩波書店働はバザーの収益と募金から。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年10月)
原爆症認定第2次集団申請に参加したうちの1人の審査結果です。
「東友」2007年11月号(277号)
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原爆症認定集団訴訟 東京第1次訴訟控訴審 国側「原告は被曝なし」
護団は「数値化して証明できない場合、放射線の影響は存在しない」という政府側の主張に反論。 -
後期高齢者医療制度の中止・撤回を 都に「お願い」
5歳以上の国民全員から健康保険料を徴収する制度に全国で不安や怒りがひろがっています。 -
厚労省「原爆症認定の在り方に関する検討会」 被爆者の願い無視
「検討会」に対し日本被団協は7項目の要求をしましたが、全く無視されました。 -
原爆症認定制度の抜本改定へ 与党プロジェクト初会合
齋藤紀・広島福島病院院長を招き、どのような疾病が原爆症に該当するかをテーマにヒアリング。 -
浅草ウォーク すべての戦争犠牲者に差別のない平等の補償を
墨田区の被爆者・故福地義直さんが製作した長崎型原爆の模型を隊列の中央に、浅草寺を一周。 -
原爆症認定制度の抜本改定を おりづるネットが行動
上野駅公園口で「原爆症認定制度の抜本改正を求める100万人署名」の街頭署名行動。 -
原爆症認定ケースbyケース(2007年10月)
東友会を通じて原爆症認定申請を出した被爆者3人の審査結果です。
「東友」2007年12月号(278号)
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12・4折り鶴大行動 「国は原爆症認定制度を抜本的に改めよ」
全国の被爆者・支援者が厚労省を包囲、院内集会、九段会館で大集会を開催。 -
厚労省「原爆症認定の在り方に関する検討会」 被爆者の願いと相容れず
「検討会」が提出した「報告」は、被爆者の期待を裏切って原爆被害の実態とかけ離れたもの。 -
「原爆被害者の墓」墓前のつどい 身寄りのない被爆者の合葬も
「原爆被害者の墓保存会」が、「故人をしのび未来を語り合うつどい」を開きました。 -
新宿西口で原爆症認定訴訟の宣伝 おりづるネット、全国ネット
「原爆症認定制度の抜本改正を求める100万人署名」と「12・4折り鶴大行動」の街頭宣伝行動。 -
あたたかい交流つづけて20年東都生協と東友会
交流会が都内4カ所で。被爆者が被爆体験を証言、生協からは手編みの膝掛けなどが届けられました。