被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定ケースbyケース

 東友会を通じて原爆症認定申請を出した被爆者3人の審査結果が届きましたのでお知らせします。
 2007年8月5日に安倍前首相が「原爆症認定の在り方について見直す」と発言してから厚生労働省は却下通知を出していません。審査の結果が却下となった場合はすべて「保留」とし、9月末から月2回程度開催されている「原爆症認定の在り方に関する検討会」の結論を待って再審査するとしています。

認定

申請病名性別被爆時年齢被爆状況など申請年月ほか
肺ガン男性3歳広島市広瀬北町、1.0キロ直爆。遮蔽有・屋内。左腰に火傷。その他は幼少のため不明。2006年12月申請、2007年10月認定。
多発性骨髄腫男性32歳長崎市大橋町三菱兵器、1.4キロ直爆。 コンクリート片の落下で腰を打撲。西山町2丁目の自宅に避難。11日から14日工場周辺などを通過。急性症状は紫斑、発熱、食欲不振、倦怠感あり。1979年脳血栓で緊急入院。2006年10月申請、2007年1月多発性骨髄腫のため死去、2007年10月認定。
甲状腺機能低下症(橋本病)女性4歳広島市河原町、1.1キロ直爆。負傷なし。その他は幼少のため記憶なし。母から身体が弱くなったと聞いている。腎臓疾患、脊髄の疾患を広島大学で治療。2006年6月申請、2007年10月認定。