2005年発行 「東友」
「東友」2005年1月号(243号)
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被爆60年 高齢化しても被爆の生き証人として
東友会相談所には、介護を必要とする高齢被爆者の家族やヘルパーさんからの相談などが相次いでいます。 -
東友会制作の『常緑樹』 都が都内の全介護施設・ケアマネージャーに配付
介護サービス費と被爆者手帳の関係が介護保険施設の人びとに知られていないため、東京都に要望したもの。 -
被爆60年を迎えて 被爆の実相を語りつづけましょう
「被爆60年」である2005年の年頭にあたり、東友会会長からのメッセージです。 -
被爆者に年末見舞金を贈るつどい 見舞金のべ1万4000人に
都内各地の被爆者の会と原水協の代表が集まり、被爆者を訪問して見舞金を届ける日程などを相談。 -
東原爆裁判控訴審が結審 最終弁論に傍聴席で涙 3弁護士が気迫の訴え
3人の弁護士が意見陳述。また、厚労省前での要請行動や有楽町マリオン前で「クリスマス行動」など終日行動。 -
慰霊事業費据え置き、調査費は半減 国の原爆被爆者対策予算案
厚生労働省が増額要求した慰霊追悼事業費は前年並み、被爆者調査費は被爆者一人あたり100円余に削減。 -
東友会相談員養成研修会 被爆者とともに37年 胸打つ濱谷教授の講演
1985年の日本被団協原爆被害者調査にかかわり、その分析を20年間続けている先生です。
「東友」2005年2月号(244号)
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被爆60年の誓い高らかに 東友会新春のつどい
政党関係からあいさつ、友好団体から寄付金贈呈と激励も。 -
「被爆者援護条例」30年 施策の充実を 東友会と東京都との懇談会
被爆者健康診断の充実、被爆二世への施策の充実、介護保険制度の啓蒙と被爆者の助成など要請。 -
北朝鮮の核兵器保有に抗議し、廃棄を求めます
北朝鮮外務省は核兵器を製造など表明。東友会は抗議声明を北朝鮮政府に送付。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 本人尋問始まる
広島被爆の竹内勇さんと梅園義胤さんの証言。傍聴席は被爆者と支援者でいっぱいに。 -
東数男さん死去 判決に向け東京高裁への緊急行動よびかけ
原爆裁判の原告。控訴審の判決を聞くことができないまま、肝不全のため死去しました。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年2月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2005年3月号(245号)
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原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 残留放射線の影響は重大
証人は、東原爆裁判で放射線の影響について証言した澤田昭二名古屋大学名誉教授。 -
戦争も核兵器もない世界をめざす大運動
被爆60年、日本被団協は大運動を開始。東友会は東京独自の企画を折り込んだ「東京運動」を展開。 -
社団法人東友会が総会 安藤、小島両顧問も参加
両顧問は「長生きしてますます会を発展させてください」とあいさつ。出席者を励ましました。 -
在外被爆者にも葬祭料支給せよ 長崎地裁が初めての判決
判決は、「日本国内に居住していなくても被爆者たる地位を喪失しない」と述べています。 -
被爆者として核兵器廃絶を訴え続ける 3・1ビキニデーに参加して
3・1ビキニデー集会に、東友会代表として参加した上田紘治さんのレポートです。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年3月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2005年4月号(246号)
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東数男原爆裁判 東京高裁でも完全勝利
被爆者・支援者はただちに「上告するな」と行動、弁護団は報告集会で「画期的によい判決」と述べました。 -
東数男原爆裁判 東京高裁の判決要旨
東京高裁による判決要旨を掲載します。 -
「原爆症認定裁判(東訴訟)に関する申入書」
高裁での勝訴判決直後、東友会、弁護団などは厚生労働大臣へ申し入れ。その申入書を掲載。 -
厚生労働省、東数男原爆裁判で上告断念
上告断念に対し東友会や被団協、弁護団などが連名で発表した声明と、厚労省の上告断念文の要旨を掲載。 -
東数男原爆裁判 国に上告を断念させた連日行動 1カ月間の記録
被爆者は判決前から政党や国会議員に要請。判決日からは連日厚労省前で多数の支援者とともに行動。 -
お花見平和のつどい 「つないで つないで 東京から平和を」
「あの日から60年 東原爆裁判勝利の意義と集団訴訟」の報告、「いまこそ平和憲法を」と題した講演も。 -
東友会医療講演会 中澤医師 「被爆者はもっと怒って語って」
「精神科の診察室で見た被爆者の実状」がテーマ。講師は長年被爆者の診察にあたってこられた中澤正夫先生。 -
核攻撃にはカッパ着て風下さけろ 「国民保護指針」のあきれた内容
政府は「国民保護に関する基本指針」を決定。外国などから攻撃を受けた場合の対処法などを決めたもの。
「東友」2005年5月号(247号)
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国連で初の「原爆展」 NPT再検討会議へ働きかけ 各国代表ら熱心に見学
会議に合わせ日本から被爆者の代表団が訪米。東友会代表のひとり大岩孝平さんによる報告です。 -
広島へ平和行進スタート 「東京行動」で核兵器廃絶訴え
原水爆禁止世界大会に向かう行進。東友会からの参加者や労働者らは有楽町マリオン前で「東京行動」。 -
平和のタネをまきましょう 「ピースアクション & ピースパレード」
ピースコンサート、広島・長崎両市長からのメッセージ、などののち、渋谷の街をパレード。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 原爆被害の残酷さ証言
1985年の調査の結果は、原爆被害は人間として「受忍」できないことをはっきりと裏付けるものと証言。 -
東友会の相談件数 2004年度は1万3901件
2003年度についで過去2番目に多い件数となりました。
「東友」2005年6月号(248号)
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被爆60年に「あの日」を思い 被爆者大運動の成功へ 横川新会長に聞く
東友会がすすめている「被爆60年・核兵器も戦争もない世界をめざす被爆者大運動」について聞きました。 -
東友会総会 核兵器廃絶・国家補償へ、60年目の決意あらたに
東裁判など成果と被爆者大運動の成功をめざすことを確認。社団法人東友会も総会。 -
日本被団協総会 国際市民会議や被爆者大集会の成功を
東数男原爆裁判の勝利、国連での原爆展開催が評価され、方針では原爆症認定集団訴訟の勝利も強調。 -
東判決受け厚労省と協議 肝機能障害のすべてを認定せよ
厚生労働省側は「判決は個別事案として認める」と述べ、被団協提案は拒否。 -
NPT再検討会議 結果は残念だが、草の根の運動がますます重要に
日本被団協事務局次長・小西悟さんによる、2005年NPT再検討会議についてのまとめです。 -
東裁判の勝利を原爆症認定集団訴訟に 原告を励ますつどい
年内に結審を迎える集団訴訟の原告を励まし、支援をさらに広げるため、東友会と東京おりづるネットが共催。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 原爆以外にガンの原因考えられず
「異時多重ガン」の原因は原爆以外に考えられない、国は被爆者の苦しみをもっと理解すべきだと訴え。 -
核兵器なくせ、ふたたび被爆者をつくるな 核保有国大使館などへ要請
「東京行脚推進委員会」が核保有国・新アジェンダ連合諸国と核保有疑惑国の在京大使館に対し要請行動。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年6月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の3件の審査結果です。
「東友」2005年7月号(249号)
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被爆60年目の夏 「あの日」の記憶を次世代に伝えるために
被爆60年の夏、都内の各地で原爆展や体験集の刊行など、意欲的で多彩な運動が広がっています。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 専門家、原告本人の尋問つづく
証人尋問で聞間元医師が現在の被爆者行政の問題点を指摘。本人尋問では4人の原告が被爆の状況を証言。 -
「医療特別手当」(原爆症認定)東京で6人増える
これまで93人だった東京の医療特別手当受給者が、2005年6月、いっきに6人増えました。 -
「ぜひ役立てて下さい」 東友会に「原爆瓦」寄贈
一つずつ紙の箱に保管され、蓋には「原子彈唯一の貴重なる資料 廣島の被爆の瓦」等と印刷されています。 -
2004年度末 被爆者数27万切る
全国の被爆者平均年齢は73.09歳に。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年7月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の4件の審査結果です。
「東友」2005年8月号(250号)
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心こめて第41回慰霊祭 被爆60年追悼のつどい
都知事、広島・長崎両市長のメッセージが代読され、政党代表のあいさつなども。 -
被爆60年目の夏 「ふたたび繰り返すな」の願い込め平和祈念式典へ
東友会は広島・長崎両市に代表を送り、式典の参列、死没者名簿の照合依頼などをおこないました。 -
原爆症認定集団訴訟 「一瞬に家族失い骨も見つからず」
吉澤純一さんは、爆心地から200メートルにあった自宅から登校したのが家族との別れでした。 -
原爆症認定集団訴訟 東京の原告4人亡くなる
2005年6月から8月に4人の原告が亡くなられました。東京原告団30人のうち7人が亡くなられています。 -
核兵器施設のある地域を重点に アメリカ遊説
被爆60周年、核兵器開発に関係の深い施設がある地域での反核・反戦行動に連帯し被爆者が訪米。 -
ノーモア ヒロシマ・ナガサキ国際市民会議開かれる
「原爆被害の実相解明」「核兵器の犯罪性について」「被爆者の要求と権利」など多彩なテーマ。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年8月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。
「東友」2005年9月号(251号)
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東友会相談員養成合宿研修会 地域に根ざした相談員の活動を
「高齢者の福祉・介護・医療と被爆者」「爆症認定の基準と申請のポイント」など3テーマ。 -
原爆症認定集団訴訟全国交流会ひらく 山場にふさわしい運動を
認定制度の抜本的転換、被爆者諸制度の改善、核兵器廃絶への世論高揚のためどんな運動を進めるか話し合い。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 被爆前は健康だったのに…
原告は2人とも、がんなど様々な病気に襲われ続ける原因は原爆以外に考えられないと訴え。 -
21年目迎えた原爆展 東京都地域消費者団体連絡会
東京都の飯田橋庁舎にあるセントラルプラザで原爆写真展が開かれました。 -
総選挙で公開質問状 候補者、政党に被爆者施策など問う
東友会は都内小選挙区の立候補者全員に公開質問状を送付送。日本被団協への政党本部からの回答も掲載。 -
原爆症認定ケースbyケース(2005年9月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の3件の審査結果です。
「東友」2005年10月号(252号)
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東友会の相談事業充実へ 委託事業費について請願
東友会は東京都議会全会派に紹介を依頼して、「委託事業費に関する請願」を提出。 -
予算要望ヒアリング(聴き取り) 東友会、都議会各会派へ要請と懇談
東京都からの委託事業費、被爆者健康診断の検査項目の充実、被爆二世の医療費助成や健診制度について。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 証人尋問と本人尋問
証人が放射線の影響を否定する国の尋問を否定、精神面の傷を証言。原告2名が被爆状況や症状など証言。 -
原爆症認定集団訴訟 原告団会議 亡くなった原告たちの意志ついで
原告と遺族から切々たる思いがのべられ、欠席した原告のメッセージや病状も紹介されました。 -
東友会医療講演会 しなやかな老後の過ごし方 楽しく学んで納得
テーマは「無理なく老後をしなやかに 介護予防とリハビリ」。講師は東京の被爆者になじみ深い向山新医師。 -
岩波書店労組から募金寄せられる
毎年、被爆者救援と東友会の運動にと贈られているもの。
「東友」2005年11月号(253号)
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被団協中央行動で大規模な国会議員・政府・大使館要請
全政党幹部への要請、衆院480人、参院242人の全議員への要請、政府要請、核保有国大使館へ要請。 -
予算要望ヒアリング 都議会各会派へ要請と懇談 (続報)
都議会生活者ネットワークと共産党都議会議員団に予算要望をおこないました。 -
大増税、医療制度改悪反対署名に取り組みます
2種の署名をすすめる運動に、東友会として参加することを確認。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 本人尋問 一人助かった後ろめたさ背負い
新田朗さんは爆心から2キロの海岸で釣りをしていた時に被爆。実家は爆心地に近く一家は全滅。 -
被爆60年10・18大集会 被爆者の願い実現までたたかいぬきましょう
日本被団協主催の「被爆60年10・18大集会―核兵器も戦争もない世界をめざして―」。 -
介護保険制度と被爆者の制度 関心高く各地で相談会つづく
介護保険の施設を利用した際、被爆者も滞在費や食費を負担することに。
「東友」2005年12月号(254号)
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なによりも心があたたかに 18年目を迎えた東都生協との交流会
2005年の交流会は、千代田区、杉並区、府中市の都内3カ所で開かれました。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 証人尋問 国は専門違いの質問ばかり
被爆者側の証人である濱谷正晴・一橋大学教授への国側の反対尋問。 -
原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 本人尋問 傍聴席でもらい泣きも
最後の尋問にたったのは、葛飾の岡川精子さんと、三鷹の山本英典・原告団長。 -
国会議員要請、その後も続く 地元から粘り強く働きかけて
2005年10月19日に都合がつかず後日時間をとってくれた議員も。地区の会からの報告から紹介。 -
おりづるネットが駅頭で宣伝行動 高校生や大学生が積極的に署名
原爆症認定集団訴訟を広く訴えようと、御茶ノ水駅頭で宣伝・署名行動をおこないました。 -
原爆症認定集団訴訟の原告 福地義直さんが死去
自宅に私設の原爆展会場をつくり、被害の実相を伝えていました。 -
都庁職の衛生局支部と本庁支部から募金
衛生局支部は都の被爆者援護係の職員も加入している労組、本庁支部は都庁本庁舎で働く職員の労組です。 -
原爆証認定 ケースbyケース(2005年11月)
東友会を通じて原爆症の認定申請を出した被爆者の2件の審査結果です。