介護保険と被爆者の制度 関心高く各地で相談会つづく
都内各地で介護保険制度の相談会がつづいています。これは、2005年10月から介護保険の施設を利用した際、被爆者も滞在費や食費を負担することになったため、東友会が被爆者地区の会に呼びかけているもの。9月末から、小金井、新宿、港、品川、大田、墨田と、被爆者の会の結成をめざしている中央区の7カ所で開かれ、今後、府中、東村山、杉並、多摩で計画されています。
相談会を成功させるために地区の会は、案内状を郵送した上で、役員が手分けして電話をかけたり、身体が不自由な人を迎えにいったり、集団健康診断と組み合わせたり、昼食会を開くなど、工夫しています。
家族も参加してほしいと、相談会はほとんど休日や土曜日に開かれていますが、村田未知子相談員と的早克眞相談員は休日返上で講師を担当しています。
相談会では、参加した被爆者から実際の負担額についての質問が出たり、被爆者の家族から、介護手当と介護保険サービスの組み合わせの相談が出されたりしますが、「東友会相談員は細かい質問にも的確に回答してくれる」と好評です。