被爆者相談所および法人事務所
〒113-0034 文京区湯島2-4-4平和と労働センター6階
電話 03-5842-5655 ファックス 03-5842-5653
相談電話受付時間
平日 午前10時から午後5時、土曜 午前10時から午後3時

被爆60年の誓い高らかに 東友会新春のつどい

核兵器なくせ、平和な世界を

 2005年・被爆60年「東友会新春のつどい」が1月30日、豊島区勤労福祉会館で開かれ、被爆者と支援者137人が参加して盛大におこなわれました。
 第1部では冒頭、判決を目前に亡くなったあずま数男かずおさんに、みんなで黙祷を捧げました。藤平とうへいのり会長の開会のあいさつにつづき、横川嘉範副会長が「被爆60年を迎えた被爆者の思いと運動」と題して、あの日から現在までの被爆者の苦しみと被爆60年の運動を成功させる決意を語りました。
 来賓のあいさつは、政党関係から、自民・樺山卓司都議、同・松原忠義都議、民主・とみた俊正都議、公明・高木美智代衆院議員、共産・曽根はじめ都議、生活者ネット・藤田愛子都議があいさつ。
 東都生協、キリスト者平和の会、けやき平和コンサートの会から、恒例の寄付金贈呈と激励がありました。

自民党の樺山卓司都議
自民党の松原忠義都議
民主党のとみた俊正都議
公明党の高木美智代衆院議員
共産党の曽根はじめ都議
生活者ネットの藤田愛子都議
会場前方で向き合って言葉を交わす、東都生協のみなさんと東友会役員。
寄付を渡す東都生協のみなさん

ピースリーフに思い託して

 第2部は、気象学者の増田善信さんのスピーチと乾杯の音頭で始まり、アトラクションでは、2004年再建された文京・文友会会長の北川貞雄さんが手品を披露、会場を盛り上げました。
 被爆60年のとりくみとして集められている「ピースリーフ」は会場にも展示され、そこに記された核兵器廃絶と平和への願いの一部を山本英典事務局長が紹介。被爆者と支援者の交流も和やかにおこなわれました。
 締めくくりは、「青い空は」を中川夏代事務局次長のリードで全員合唱し、米田チヨノ副会長があいさつして閉会しました。

会場前方に立って腕を込んで歌う人たちと、席で立って歌う参加者ら。
被爆60年の思いを込めて、みんなで大合唱

反核バザール 売り上げ5万円超える

 恒例の反核バザールには、44人から、バッグ、お米、和服、電子血圧計、など266点の提供がありました。事業部員の奮闘と参加者の協力で完売し、5万3700円の売り上げになりました。

ピースリーフで寄せられたメッセージから

  •  8月8日広島市内の寺町通りを歩いて家族を捜しに紙屋町方面に向かっていく途中、焼け野原に4歳ぐらいの子供がたっていました。おそらく黒こげになって直立不動の姿勢になっていたのでしょうか、あの無惨な光景を忘れることはできません。各地で未だに戦禍が絶えないのは心から痛みます。
  •  母の胎内で被爆した私は、原爆が落とされて2カ月後に産声も出さず生まれ、医者の「この児はダメだね。生命力が持たない」といわれました。でも母の必死の努力のおかげで生き続けています。でも、母の背中の大やけどを見ながら…。ピカドンは絶対にイヤだ!!
  •  今、日本が戦争ができる国に変えられようとしているとき、もう一度被爆の原点にたって、二度と戦争をやらせない、二度と原爆を使わせない、しっかりとした取り組みをしたいと思っています。
  •  日本の国を「戦前」にして子供、孫たちに引きついではならない。
  •  太陽が好き! 花が好き!みんなの笑顔が好き! 平和が大好きです。