被爆者相談所および法人事務所
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慰霊祭と追悼のつどい 「核兵器なくせ」の願いを誓う

 第43回東京都原爆犠牲者慰霊祭と2007年度「原爆犠牲者追悼のつどい」は、7月29日に品川区の東海寺の原爆犠牲者慰霊碑の前で、しめやかに執りおこなわれ、250人が参列しました。
 慰霊祭は、開式をつげる打鐘五声につづいて、東海寺と品川仏教会の導師たちによって読経と原爆死没者のお名前が詠み上げられるなか、参列者全員が焼香。藤平とうへいのり副会長が、亡くなられた集団訴訟原告への追悼もこめて「慰霊のことば」を朗読しました。
 つづいて開かれた「追悼のつどい」は、国の原爆死没者慰霊事業として、国と東京都の助成を受けて開催されました。
 「つどい」は、飯田マリ子会長の主催者あいさつの後、石原慎太郎東京都知事のメッセージを清宮眞知子保健政策部長が代読。広島市の秋葉忠利市長、長崎市の田上富久市長のメッセージを両市東京事務所長が紹介しました。
 都民を代表して、大田病院や立川相互病院で30年以上被爆者医療を担ってきた向山新医師が、弔辞のなかで核戦争防止国際医師会議(IPPNW)に参加して被爆者の実態を訴え、国際的な理解と共感がひろがっていることなどをのべ、参加者に勇気を与えました。
 2007年の「つどい」には、政党代表として、自民党の樺山たかし都議、民主党の馬場裕子都議、公明党の山口那津男参院議員、共産党の笠井亮衆院議員と生活者ネットの山口文江都議が参加しました。全員があいさつのなかで原爆症集団訴訟にふれ、一日も早い認定基準の見直しの実現と被爆者の救済を求めていくと発言。被爆者を励ましました。
 つづいて、遺族代表の米内節子さんが、2006年亡くなった元東友会事務局次長の夫・米内達成さんの生き様と核兵器廃絶に対する思いを切々と語り、「ヒロシマ・ナガサキを受け継ぐ会」の青年6人が第1次集団訴訟原告の最終弁論での意見陳述書を代読し、広島・長崎での被害の実態と原告の核兵器廃絶への願いを知らせ、感動をよびました。

慰霊碑前にしつらえられた献花台の前に並ぶ参列者たち。
慰霊碑に祈りを捧げる参列者のみなさん
写真 「ヒロシマ・ナガサキを受け継ぐ会」の青年たち
原告らを前に代読する青年たち
都民代表の弔辞を述べる向山新医師
東京都の清宮眞知子保健政策部長
広島市の大森寛東京事務所長
長崎市の神近宣博東京事務所長
主催者あいさつをする飯田マリ子東友会会長
慰霊のことばを述べる藤平とうへいのり東友会副会長
遺族代表のあいさつをする米内節子さん
自民党の樺山たかし都議会議員
民主党の馬場裕子都議会議員
公明党の山口那津男参院議員
共産党の笠井亮衆院議員
生活者ネットの山口文江都議会議員