東友会相談員養成研修会 「介護保険制度」と被爆者の「介護手当」
東友会第2006年度4回相談員養成研修会が2007年3月4日、中野区商工会館で開かれ、34人が参加しました。今回は「被爆者の介護手当と介護保険制度の活用のしかた」がテーマ。介護制度についての相談が増えているため、地区相談員から「じっくり勉強したい」との要望があったものです。
第1テーマは「被爆者の介護保険利用料の負担と払戻し」について的早克眞相談員が、手続きに必要な書類の現物を示しながら説明しました。
午後からは、第2テーマの「被爆者の家族介護手当と他人介護手当の申請方法」を村田未知子相談員が、手当認定の基準を具体的な例を紹介しながら話しました。
第3テーマは「被爆者他人介護手当の毎月の申請の具体例」。清水令子相談員が、申請書を書くときの注意点について、実際にあった事例を交えながら解説しました。
参加者からは、払い戻しのできるサービスとできないものの違い、手当の申請をすすめてよいかどうか判断する際の基準など、日々の相談で悩む具体的な質問が出されました。地区での相談活動で苦労している体験談も話し合われ、経験の交流も活発におこなわれました。参加者の感想では、「もっともっと勉強しなければと意欲がわいた」「わかりやすかった。(今日参加できなかった)地区の相談員にもよく教えます」「ますます高齢化がすすむ。知識を深める必要を感じた」などが寄せられました。