国民平和大行進が東京を出発 銀座で被爆者先頭に核兵器廃絶訴え
「2014年国民平和大行進」が、2014年5月6日、江東区夢の島の第五福竜丸展示館前の広場から出発しました。行進は、3カ月歩き続け、8月4日頃に広島市平和公園に到着する予定です。震え上がるような季節外れの寒さのなか、800人以上の参加者を集めて、出発式がおこなわれました。
式では、日本被団協代表の山本英典事務局次長をはじめ第五福竜丸平和協会、日本被団協、日本山妙法寺、日本青年団の代表が連帯のあいさつを述べました。リレートークでは、東友会の家島昌志執行理事が、1カ月前に東京の市民8団体で開いた「お花見平和のつどい」と、原爆被害への国家補償とノーモア・ヒバクシャ訴訟運動をすすめる東京の被爆者の願いを紹介。福島から東京に避難している住民代表などもリレートークをおこないました。
日本と海外の青年7人が行進する「国際青年リレー行進」のトップバッターであるフィリピンのマギティング・ファブロスさんもあいさつに立ち、参加者をおおいに勇気づけました。
その後行進は、江東・江友会の松本軍二会長をふくむ9人が参加して夢の島を出発。東陽町、東京駅付近を通過した行進を、銀座で大岩孝平代表理事をはじめとする26人が待ち受けました。
この間、東友会の「われら生命もて ここに証す 原爆許すまじ」の旗は、3歳で被爆した家島執行理事から胎内被爆者の濱住治郎執行理事に引き継がれました。
5月7日 平和行進2日目 港、品川、大田を歩き神奈川県に引き継ぎ
7日、港区役所前を出発した平和行進は、品川区、大田区を通過して、神奈川県に入りました。この日は、品川友の会の長久勝之会長、大田・大友会の中川夏代会長など5人が参加。核兵器のない世界の実現と、ふたたび被爆者をつくらないために日本政府が先頭に立つことなどを訴えながら都内を進み、川崎市役所前に到着。東友会の参加者からから神奈川県の被爆者にバトンタッチされました。
神奈川県への引き継ぎでは、東友会の蒔添安雄ブロック代表が、この行進に参加した東京の被爆者の活動を紹介しながらあいさつしました。この後も、平和行進は各県を引き継いでいきます。