被爆者相談所および法人事務所
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ノーモア・ヒバクシャ東京1次訴訟 国側が裁判引き延ばしを画策

 2014年12月9日、ノーモア・ヒバクシャ東京第1次訴訟の口頭弁論が東京地裁で開かれ、原告を含めて52人が傍聴しました。この日は本来、結審が予定されていた日。弁護団は12月2日に361ページにおよぶ最終準備書面を提出。現在担当している裁判官に判決を書いてほしいと求めてきました。
 この日、意見陳述を担当したのは金井知明弁護士。金井弁護士は、長崎原爆松谷訴訟の最高裁判決を無視して不当な審査をつづけ、被爆者に集団訴訟を起こさせた政府の責任を厳しく追及。裁判所が最高裁判決の趣旨を生かして被爆者救済の判決を出し続けたこと、その集団訴訟終結の首相との「確認書」に厚生労働省が背いた結果ノーモア・ヒバクシャ訴訟が起きたこと、2013年12月の原爆症認定の審査方針の改定によって、政府側が裁判所で主張してきたことを自ら否定した事実を挙げて、被爆の実情に即した一刻も早い判決をと訴えました。
 しかし裁判長は、政府側の要望を採用して、裁判の引き延ばしに一度同意しましたが、傍聴者の熱気に支えられた弁護団の強い要請を受けて再検討し、2015年3月26日の結審が確定しました。

原告(被爆者)側弁護士が書類を読み上げ弁論している場面。傍聴席、法廷に向かって右側最前列から見た場面。右側手前が国側の席、その奥に裁判官、左手奥に被爆者側の席。左端に弁論している弁護士が描かれている。
国側代理人が裁判の引き延ばしを求め、いったんは裁判長も受け入れかけたが、原告側弁護士の奮闘で再考。結審日が確定した。(スケッチ:石飛公也)