原爆死没者への思いを胸に刻み 「原爆犠牲者慰霊碑」の年末清掃
東京の被爆者と遺族の心の拠り所である東友会の「原爆犠牲者慰霊碑」をみんなが参加してきれいに保とう、というよびかけで慰霊碑の定期的な清掃がはじまったのは2002年3月。この間、慰霊碑は、品川東海寺の境内から葛飾区青戸平和公園に移設しましたが、清掃は毎年5回、被爆者がブロックごとに手分けしてつづけています。
このうち12月は事務局員が担当し、慰霊碑に、新しい年を気持ちよく迎えてほしいとの思いから、12月23日(休日)にボランティアで続けています。
今回は、村田未知子主任、前田久子、的早克眞、米内節子、頼金久美惠の事務局員5人が全員参加できました。
葛飾区からの依頼で、東友会が業者に週1回の清掃を頼んでいるため慰霊碑はきれいでしたが、持参したバケツに水をくみ、タオルで慰霊碑を拭き清めました。手が凍りつくような冷たさでしたが、みんなで声をかけあいながら清掃しました。
寒い日でしたが休日とあって、公園には人がちらほら。慰霊碑の清掃をにこやかに見ている人もいて、移設から1年が過ぎた碑は、すっかり公園の風景になっていました。