熱い思いで行動 新宿で、厚労省前で 被爆者が、女性が、青年が
市民団体がイラク派兵反対行動
「戦争被害をくり返すな」と被爆者も参加
2003年12月24日、東友会の有志10人が新宿駅西口で自衛隊のイラク派兵反対行動に参加しました。2004年4月3日に予定している「お花見平和のつどい」の準備会で東京都地域婦人団体連盟(東京地婦連)からよびかけられたもの。
行動には、東友会と東京地婦連をはじめ、主婦連合会、東京都地域消費者団体連絡会、東都生協、日本消費者連盟、東京母親大会連絡会、新日本婦人の会、原水爆禁止東京協議会、東京平和委員会など18団体から97人が参加。
参加者は小田急百貨店前の歩道に、しゃもじ型のプラカードと絵手紙の横幕などをかかげ、イラクの子どもたちの写真を展示。団体代表による宣伝車からのリレートークでは、東友会の山本英典事務局長も被爆者の思いを訴えました。
東友会は、ブッシュ大統領と小泉首相のお面を用意してパフォーマンスでアピール。サンタクロースの帽子やトナカイの髪飾りをつけてチラシを配布し、署名と募金を訴えました。90分の行動で335人分の署名と2700円の募金が集まりました。
青年が主催しクリスマス行動 「原爆症と認めてよ!」の歌声がこだま
「原爆症と認めてよ、国家補償を認めてよ」2003年12月22日、厚生労働省前に若者たちの歌声が響きました。原爆症認定集団訴訟を支える青年の会「ピースバード」が中心になってとりくんだ「クリスマス大行動」です。
午前11時から、若者たちの代表12人が厚労省と交渉。原告の大森克剛さん、東友会の上田紘治さんが同行しました。外では20数人が宣伝行動をつづけました。
1時間にもおよんだ交渉では、「原爆被害をくり返してはならない気持ちはみなさんと同じ」といいながら、現在の認定が「科学的」であり、健康管理手当などで手厚い援護をしているとくり返す同省に、「現に苦しんでいる人がいるのを切り捨てている。そんなのは『科学』じゃない」などと若者らが反論しました。
交渉後も午後3時まで同省前でアピール行動。太鼓やギターを鳴らし、「原爆と人間展」パネルを並べ、真っ赤なサンタクロースの衣装を着て、「被爆者支援クリスマスカード」を2000枚配りました。
午後5時からは渋谷でも宣伝行動。自衛隊のイラク派兵反対のパレードにも参加しました。