被爆者相談所および法人事務所
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智恵と工夫で被爆の実相を伝える 各地の「原爆展」に市民の反響

模型や原爆瓦も 多摩やまばと会

 2004年7月24日から8月1日までの9日間、パルテノン多摩市民ギャラリーで多摩市平和展市民会議主催の「第13回多摩平和展」が開催されました。
 多摩やまばと会も参加し、「原爆と人間展」パネル、長崎原爆ファットマンの模型、広島で被爆した洋服や瓦なども展示。被爆体験談もおこないました。
 丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」の原画と写真パネルの展示、「中国とイラク」と題した討論会、市民による朗読劇「この子たちの夏」など盛りだくさん。入場者は2011人でした。もう2005年への準備開始です。

署名呼びかけ 北・双友会

北・双友会は「北区平和のための戦争展」(2004年8月21~22日、北とぴあ)に参加しました。
 長崎原爆ファットマンの模型展示が10周年の目玉で、双友会から聞き取りをしている「VOICE」の青年たちがつくったビデオ上映も。感想文では「つくった若者も被爆者もつらかったでしょうが、残さなければならない大きな仕事をされましたね」など反響をよびました。
 「原爆と人間展」パネルに加えて集団訴訟、あずま裁判の独自パネルを展示。双友会役員のべ19人が会場で集団訴訟など3つの署名をよびかけ、2日間で938人に書いていただきました。

パネルが展示されたついたてが並んでおり、小さい子を連れた親子連れがパネルを見ている。
親子で熱心に見学する人も(北区)

2003年上回る参観 足友会

 足友会は2004年8月2日から6日まで、「原爆・平和・戦争を考える展示会」を区役所1階ホールで開きました。原爆の写真や絵のほか、東京大空襲や学童疎開の資料、原爆の実物大模型やB29のプロペラの一部を展示し、地元のテレビでも放送されました。
 「にんげんをかえせ」「予言」、アニメなど14本のビデオも上映。劣化ウラン弾や原爆症認定集団訴訟についても訴えました。
 2003年を上回る1400人の入場者があり、各会派の議員も来場し、熱心に展示を見ていました。
 「職場でももっと反戦の声を上げていきたい」「これからも絶対に展示会を続けてください」など、530枚の感想文が寄せられました。

パネルが展示されたついたてが並べられており、周辺にたくさんの人たちがいる。
にぎわう原爆展(足立)

空襲被害も展示 東村山の会

 東村山の会は2004年8月24日から9月5日まで、市と共催で「平和を願う核兵器廃絶と平和展」を開催。広島市から借りた被爆資料、子どもたちの描いた平和ポスター(日韓中仏)、「原爆と人間展」パネル、長崎原爆ファットマンの原寸大模型などを展示し、ビデオも常時上映しました。
 今回から東村山市内の空襲被害場所・被害状況報告とともに、戦時中使用された品を展示し、市民の目を引きました。
 折り鶴コーナーでは、平和展を見た子どもたちが熱心に鶴を折っていました。
 8月28日には、「平和のつどい」を開催。寺沢茂さんの被爆体験講話、高校生の吹奏楽演奏、市民コーラスなどがあり、盛況でした。

ガラスケースに入った展示物を、子どもたちが囲んで見ている。
子どもらに伝えたい(東村山)

イラクの講演も 世田谷同友会

 世田谷同友会は2004年8月30日、区内22の平和団体とともに、総合福祉センターで「ピースアクション世田谷2004」を開催しました。世田谷同友会は、「原爆と人間展」パネルの展示と2人の被爆証言をおこない、来場者120人のうち40人が証言を聞きました。
 また、イラク戦争での劣化ウラン弾による被害者に抗ガン剤を届けるなどの医療支援をしている人による講演会がありました。

並べられた椅子に座って話を聞く参加者たち。
他団体と協同で(世田谷)

「調査」をパネルに 杉並光友会

 杉並区主催の「平和を考える展」が2004年8月1日から8日、セシオン杉並で開かれ1000人を超える人たちが参観。8月28、29日には「2004年すぎなみ平和のための戦争・原爆展」(同実行委員会主催)が区立産業商工会館で開かれ、約300人が訪れました。
 杉並光友会は両展に「原爆と人間展」とともに、杉並区被爆者実態調査の内容を3枚のパネルにして展示。参観者の関心をよびました。1枚は「杉並に原爆が落ちたら」。中央線荻窪駅を爆心地とした同心円の地図で原爆被害の深刻さを示しました。

パネルが展示されたついたてが並べられており、それを見ている人たちがいる。
独自パネルを作って(杉並)