「骨髄異形成症候群」が健康管理手当「終身」給付に
足立の相談会がきっかけ 厚労省交渉で都行政是正
「骨髄異形成症候群(不応性貧血)」で健康管理手当を受けている被爆者の支給期限が、東京でも「終身」になりました。
これは、2004年6月6日の足立・足友会相談会で、栄山時恵さんが「白血病に近い病気だと言われ、輸血や制ガン剤で治療を受けているのに、白血病のように終身支給にならないのか」と苦しい闘病生活とともに訴えたことがきっかけ。
この話を聞いた東友会の村田未知子相談員が、6月10日に日本被団協がおこなった厚生労働省交渉に参加して、仁木壮健康局総務課長らに要請。厚生労働省から東京都に連絡が入り、骨髄異形成症候群の病名で健康管理手当を受けている栄山さんをはじめ町田市の被爆者などが「終身支給」になったものです。
この病気で原爆症と認定された被爆者もいると聞いて、栄山さんは原爆症認定申請の準備を始めています。