原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 原告2人が意見陳述

　集団訴訟の第5回口頭弁論が、2004年4月12日午後、東京地裁103号法廷でおこなわれ、東京の原告11人、被爆者、支援者、弁護士など100人が傍聴しました。
　この日は、長崎被爆の山本英典さん（71歳）と、広島被爆の平井園子さん（65歳）が意見陳述をしました。
　山本さんは、1995年9月に原因不明の下血をしたこと、この下血は被爆者の間で多発していること、胃ガンになったのもこの下血と関連があるのではないかとのべました。
　平井さんは、被爆の傷を麻酔なしの手術で治療されたこと、ガンの手術後、C型肝炎のため健康管理手当まで打ち切られたことなどをのべました。
　口頭弁論に先立って、長崎で被爆した新田朗さん（72歳）と早田シマさん（78歳）の2人が提訴、集団訴訟に加わりました。