アメリカが21回目の臨界前核実験 東友会、大使館へ抗議
アメリカエネルギー省は2004年5月26日(日本時間)、ネバダの核実験場地下で、通算21回目の臨界前核実験をおこないました。
核兵器不拡散条約再検討会議準備会会議で、核兵器廃絶が語り合われた同じ月に、世界の願いを無視して強行されたこの実験に、東友会は、日本被団協とともに20人で当日午後、アメリカ大使館に出向き、米大統領宛抗議文を渡し、抗議の唱和を繰り返しました。
この日は、ワシントンで日本被団協訪米遊説団の通訳をしてくれている日本人留学生も参加し、被爆者の抗議の声を聞けと、怒りの声をぶつけました。
抗議文(要旨)
小型核兵器の開発と先制核攻撃戦略をすすめているときだけに、臨界前核実験の繰り返しは新たな核戦略を進めるものとしか考えられない。被爆者はいま全国で、原爆症認定を求めて集団訴訟を起こしている。アメリカが59年前に投下した原爆による病気だ。アメリカ国民に、広島・長崎の実態を広く知らせ、核兵器廃絶の約束を実行せよ。