慰霊祭と追悼のつどい 木碑建立から「犠牲者の碑」への「40年」を証言
第40回東京都原爆犠牲者慰霊祭と2004年度原爆犠牲者追悼のつどいは、7月25日午後1時半から、品川・東海寺で、しめやかに、心を込めてとりおこなわれました。
山本英典事務局長の司会で、瀬井務常任理事と大倉記代常任理事による「打鍾五声」ではじまった法式は、東海寺の・千代田玄海住職はじめ品川仏教会のみなさんによる読経と故人の氏名の読み上げのなか、参列者全員の焼香とつづき、飯田マリ子副会長の「慰霊のことば」で閉式しました。
2004年新たに亡くなった方は174人、65年から東友会が掌握できている死没被爆者氏名の累計は3785人となりました。
追悼のつどい
法式に続いておこなわれた「追悼のつどい」は、長岡和幸、中川夏代両事務局次長の司会で進行しました。藤平典会長が主催者あいさつ。東京都知事、広島・長崎両市長のあいさつ、都民代表・高橋昌平・東京おりづるネット事務局長のあいさつと続きました。
政党からは、自民党・松原忠義都議、民主党・中村明彦都議、公明党・高木美智代衆院議員、共産党・山口富男衆院議員、生活者ネット・藤田愛子都議がそれぞれあいさつしました。
2004年の企画のポイントは、40回の節目の年にふさわしく「証言と写真による慰霊祭40年のあゆみ 慰霊の木碑から原爆犠牲者慰霊碑に」でした。話をするのは安藤賢治東友会顧問。慰霊碑建設に関わった唯一の人です。建設のきっかけ、経過、苦労話しを、拡大写真をバックに、ユーモアいっぱいに語りました。
東京地婦連からのおりづる献納、広島・長崎平和祈念式典派遣代表の紹介があり、横川嘉範副会長のことばで閉会しました。参列者は250人でした。
弔電・メッセージ
慰霊祭と「追悼のつどい」には、2004年も各界の人びとから103通の弔電とメッセージが届けられました。内訳は、衆参両院議員から12通、都議会議員から18通、区・市長から24通、区・市議会議長23通、団体・都民から26通でした。