被爆者相談所および法人事務所
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年末見舞金を贈るつどい 支えあって46年間、これからも…

 東友会と東京原水協が毎年共催している「被爆者に年末見舞金を贈るつどい」が2007年12月15日、平和と労働センターホールで開かれ、都内45区市の被爆者の会と東京原水協の代表118人が参加しました。
 46回目となった2008年の「つどい」では、最初に、高齢化がすすむなかでの被爆体験継承の重要性について東友会の三宅信雄事務局長が問題提起をおこないました。自分の広島での被爆体験から話をはじめた三宅事務局長の、「『生き残された者の使命感』から、思い出すだけでも苦痛をともなう体験を語らなければならないと決意して証言してきた被爆者の思いを知ってほしい」、原水協の人びとに、「ぜひ継承者の一人になってほしい」という訴えは、参加者の心に深く響いていました。
 つづいて、被爆者年末見舞行動をあらためて確認し合いたいと、46年間継続している東京原水協の「6・9行動」の意義について柴田桂馬代表理事が報告。結成50周年を迎える東友会の運動のほとんどの時期を東京の被爆者とともに歩いてきた柴田代表理事は、原水協にとっての原爆症認定集団訴訟運動支援の意義は、「被爆者の人権を守る運動であり、原爆被害の非人道性を知らせ核兵器廃絶運動の基盤になる」と明言。46年間の活動についても詳細に報告しました。
 これらの発言につづいて、東京原水協の都丸哲也代表理事から東友会の飯田マリ子会長に、421人の被爆者への年末見舞金が手渡され、都内45区市で、年の暮れと寒さをついて被爆者訪問がおこなわれました。

並べられた机に着席する参加者たち。
被爆者と支援者がこころひとつに…。
東京原水協代表理事の柴田さん
東友会の三宅事務局長