お花見平和のつどい 第五福竜丸保存運動40年を振り返り楽しく交流
すっかり恒例となった「お花見平和のつどい2008」が4月5日、夢の島公園内の第五福竜丸展示館前広場で開かれ、101人が集いました。「つどい」は第五福竜丸エンジンの東京移送運動の中心になった8団体(東京都生協連、東京地婦連、主婦連、福竜丸平和協会、都地消連、東京原水協、日青協と東友会)が2001年から共催しているもの。
東京地婦連がエンジン設置を記念して植樹してから7年が過ぎた「八重紅大島桜」は、幹回りが3倍以上に成長。「お花見」の主人公と言える堂々とした姿になりました。
各団体のメンバーが、戦跡めぐり、原爆写真展など平和活動の内容とその思い紹介したあと、満開の桜の下で楽しい昼食。その後展示館内で、保存運動開始から40年を記念して第五福竜丸の当時の姿と運動について福竜丸平和協会の安田和也さんが、山場にさしかかっている原爆症認定集団訴訟運動について東友会の山本英典副会長が、それぞれスライド画像を投影しながら講演しました。原告や原告の遺族も参加。亡くなった夫の姿が投影されたスライドを見ていた吉田登美子さんは、「夫の写真を出していただいて嬉しい。ますますがんばらなくちゃ」と話していました。参加者は、グループに分かれて戦争体験の継承をテーマに話し合い、「青い空は」を合唱して閉会しました。
2008年の「つどい」でも折り鶴コーナー、東友会グッズや都地消連の「平和かりんとう」などの販売は好評。東友会事業部の蒔添安雄さんは、販売とともに集団訴訟の緊急100万人署名を訴えていました。