被爆者健診の項目が改善 現代医学の水準に
2008年5月から実施
「被爆者健康診断(健診)」(無料)の内容について東友会は、1992年以来、東京都との懇談会で「現代医学の水準にみあったものに改善すること」を求めてきました。東京都も、その意思をくみ取り国に対して要望を続けてきました。
この要請が実って、国は一部の検査項目を追加・変更し、それにともない2008年度の「被爆者健診」から、次の項目が追加・変更されることになりました。
一般検査の項目
「血沈降速度」検査が「CRP(C反応性タンパク)」検査に変わります。
医師が必要と認めた場合の附加検査
「血糖値」検査から「ヘモグロビンA1c」検査に変わります。
肝機能検査は、「GOT・GPT・ZTT・ALP」検査が「AST・ALT・γ‐GTP」検査に変わります。
これらは、1960年水準のままだった検査項目を現代医学の水準に改めたものです。積極的に「被爆者健診」を受けて、健康管理にお役立てください。