被爆者相談所および法人事務所
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多摩地区で集団健診 被爆者33人に職員55人がサポート

 2008年6月22日日曜日、立川市の立川相互ふれあいクリニックで被爆者集団健診がおこなわれ、東久留米市から青梅市まで14市町の被爆者33人の被爆者が受診しました。東友会と地区の会が企画段階から参加して多摩地区で被爆者集団健診が開かれたのははじめて。
 この健診のために学習会や企画会議をかさねたクリニック側の努力で、被爆者をサポートする職員は55人。受付をした被爆者には1人ずつ案内人がつき、診察と検査と無料の歯科検診を受けたあと、東友会相談員、クリニックの栄養士や薬剤師が待機する相談コーナーに案内されるというコースが用意されていました。
 昼食のあとの懇談会では、被爆者から「みなさんの努力が伝わってきた」「こんな健診は初めて。これを機会にまじめに受けたい」と、職員からは「案内しながら貴重な体験を聞かせていただいた」という感想がのべられ、クリニックの松崎正人事務長は「私たちの医療活動に新しい1ページが加わったと思う」と発言し、大きな拍手に包まれていました。
 原爆症認定集団訴訟を支える東京医師団の中心でもあるクリニック所長の向山新医師は、「今後も年2回定期的につづけます」とにこやかに話していました。

広く、窓も大きく明るい食堂での昼食会。テーブルの席について食事をする人たち。
集団健診のあとは昼食会で交流も(立川相互ふれあいクリニック内)