東友会代表 被爆63年の広島・長崎で式典や献水式
積年の思い込め93歳の被爆者が参加
被爆63年の2008年も東友会は広島・長崎に代表を派遣。8月6日と9日の式典に参列し、広島市に93人、長崎市に50人の死没者名簿の照合を依頼しました。
広島へは遺族代表として渡部昭彦さん(中野)、死没者調査員として大国晃子さん(世田谷)と村田未知子事務局主任を派遣。代表は式典に参列の後、東友会の献水式に参加しました。2008年の献水式には93歳の西澤久雄さん(港区)をはじめ地区代表16人などが参加。付き添いの長男の介護を受けながら、自宅から持参した水を「東京の木」ケヤキに献水する西澤さんの背中には、死没者に対する思いがあふれていました。
長崎には遺族代表の堀場和子さん(多摩)と調査員の西本照雄さん(足立)、村田主任が参加。式典参列の前に献水式をおこないました。長崎市平和公園の「東京の木」は、平和公園の工事の影響で2007年枯れたため、長崎市が植え換えをした新しい「東京の木」への献水式になりました。黒い実をぎっしりと付けている新しいクロガネモチは、東京地婦連から寄せられた千羽鶴で彩られ、献水を受けて、たくさんの若い枝を元気に伸ばしていました。
東友会と地区代表は、両市で葛飾・葛友会が毎年開いている「献水の儀」に、葛飾区長、区議、区民などとともに参列しました。