被爆者相談所および法人事務所
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東京都福祉保健局との懇談会 がん検診、二世検診の充実など要望

 東京都福祉保健局と東友会との懇談会が2008年1月22日、都庁会議室でおこなわれました。都からは、清宮真知子保健政策部長、笹井敬子疾病対策課長ら7人。東友会からは飯田マリ子会長、山本英典副会長、三宅信雄事務局長ら24地区40人が参加しました。
 都からは、清宮部長のあいさつと事務連絡があり、東友会からは飯田会長のあいさつに続いて田崎アイ子さんの被爆証言。ついで5項目の要請がありました。
 要請内容は、(1)被爆者健康診断・がん検診の充実と被爆二世への実施について(的早克眞相談員)、(2)2008年度から実施される介護手当の更新手続きについて(村田未知子相談員)、(3)「被爆者の子」の医療費助成の認定期間について(三宅事務局長)、(4)東友会への被爆者健康指導事業委託費について(大岩孝平会計)、(5)東友会結成50周年事業への助成について(山本副会長)。
 参加者からの発言では、田崎さんの被爆証言に触発された被爆者が、自分の体験を語り出すとか、被爆二世の医療費助成の改善を求める声が出されました。
 都からの回答では、(1)検診項目の追加は、都としても国に要望している。乳ガン検診のためのマンモグラフィを備え付けた医療機関は59カ所に微増した。(2)介護手当の更新手続の更新は、都はこれまで控えてきたが、介護状況は日々変化するので年1回の診断書提出をお願いする。(3)二世への医療費助成期間の定めは、他の障害者との横並びに準ずる。(4)委託事業費を2008年と同額にできてよかった。(5)50周年事業は会で実施してほしい、原爆展展示場については協力する――などでした。
 懇談の最後に、お礼のことばを西野稔・国分会会長が述べて閉会しました。
(文中の田崎アイ子さんの「崎」の字は本当はその異体字ですが、ご覧になる環境によって正しく表示されない場合があるために置き換えています。)

東京都職員と東友会の参加者が、向き合う形で並べられた机に着席している。一人が会場前方(都職員着席側)で立って、マイクを使い話をしている。
東京都と東友会の懇談会