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原爆症認定訴訟 あずま裁判は結審へ 東京の集団訴訟は口頭弁論

あずま原爆裁判 2004年1月14日に最終弁論 「肝機能障害は原爆が原因」

 肝機能障害での原爆症認定を求めて、1999年6月から続いている「あずま数男かずお原爆裁判」が、20回の口頭弁論を経て、2004年1月14日に結審を迎えることになりました。最終弁論は、午前11時から東京地裁103号大法廷でおこなわれます。
 あずまさんは、肺ガンで療養の毎日です。
 弁護団は、最終準備書面の作成に大車輪です。原爆被害の実相についての執筆は池田眞規弁護士。放射線起因性についての離床責任と立証の程度については高見澤昭治弁護士。原告の被爆状況を安原幸彦弁護士。起因性について内藤雅義弁護士。放射線の人体影響について竹内英一郎弁護士。肝機能障害と放射線は宮原哲朗弁護士で130ページです。
 あずま裁判勝利のために奮闘している「東京おりづるネット」は、当日10時版に弁護士会館に集合し、傍聴し、裁判後は報告集会をおこなう予定で、裁判傍聴をよびかけています。

東京・集団訴訟で5人が追加提訴予定 当時の救援隊長から状況聞き取りも

 原爆症認定を求める集団訴訟は、2003年12月22日に仙台地裁に2人が提訴することで、9裁判所で原告は111人となりました。2004年年3月には静岡で2人、鹿児島でも近く提訴が予定されています。
 東京では、2004年1月28日に第4回口頭弁論がおこなわれます。この日に新たに5人が提訴する予定です。原告は26人になります。
 裁判勝利に向けて弁護団は、救援のために入市した軍人にその後残留放射線で急性症状を起こし亡くなった人が多いことに着目し、12月8日と14日に、当時の陸軍船舶第10教育隊長・齊藤義雄氏から話を聞くなど、その実態調査に全力を尽くしています。

長方形に並べられた机に着席し話を聞く参加者たち。
齊藤義雄さんから話を聞く