日本被団協が全国代表者会議 原爆症認定集団訴訟勝利へ全国の力を
日本被団協の全国都道府県代表者会議は、2003年12月2日・3日の両日、日本青年館でおこなわれました。
田中煕巳日本被団協事務局長は、基調報告で、戦争を放棄した国がふたたび戦争への道を歩むのかどうか、大きな曲がり角にたっていることへの懸念を示し、原爆被害の実相を広め、原爆症認定集団訴訟の勝利をかちとるため、提訴している県も、していない県も、力を尽くそうとよびかけました。
特別報告として宮原哲朗弁護士が集団訴訟の全国状況、小海範亮東京弁護団弁護士が被爆の実相こそ裁判勝利のかぎであることを、遠距離、入市調査の結果、東友会が集めた「未来への伝言」をもとに報告しました。
日本被団協の岩佐幹三集団訴訟推進委員長、中西英治事務局次長の問題提起で実相普及のうえでの「聞き取り 語りつたえ」運動の大事さが強調されました。
2日目は、各県からの熱心な発言・討論がなされ、「核兵器も戦争もない世界を」「憲法改定の企てをやめさせよう」というアピールを採択しました。