東友会結成45周年記念式典 核廃絶と集団訴訟勝利へ誓い新たに
東友会の結成45周年を祝う式典と祝賀会が、2003年11月16日午後、新宿霞岳の日本青年館中ホールでおこなわれました。会場には、被爆者と東京都知事(代理)、国会議員、都議会議員、支援の各界の代表ら210人が参加、東友会の45年を心から祝いあいました。参加者には、この日のための記念誌『東友会45年のあゆみ 広島・長崎を語りつづけて』が贈られました。
第1部は式典。長岡和幸、山田玲子両事務局次長の司会で、横川嘉範副会長が開式のことば、飯田マリ子副会長が主催者あいさつをのべ、藤平典会長が記念講演に立ちました。「東友会45年のあゆみ」と題して、スライド20枚を上映しながら、原爆投下にはじまり、原爆症認定集団訴訟にいたる東友会の活動を約30分講演しました。
来賓代表あいさつでは、東京都健康局の梶山純一医療サービス部長と、日本被団協の田中熙巳事務局長が思い出を交えて祝辞をのべました。
式典に寄せられた300人余のメッセージは、冊子にまとめられて、その中から広島・秋葉忠利市長、長崎・伊藤一長市長のメッセージが、上田紘治事務局次長から紹介されました。
式典の最大の行事は、感謝状の贈呈。東友会のために本の版権を贈ってくださった児童作家、故・大川悦生さん夫人をはじめ、支援の個人7人、支援団体24、東友会と地区の関係者37人、事務局員4人に、藤平会長から感謝状が贈られました。
受賞者を代表して、池田眞規弁護士、高津司代々木病院長、吉兼実港区・港友会長があいさつしました。閉式のことばを米田チヨノ副会長がおこなって、第1部を終えました。
第2部は祝賀会 なごやかに歓談
第2部の祝賀会は、13人の荒馬座の人びとが演奏する勇壮な太鼓の音色で開会しました。西野稔事務局次長と村田未知子相談員の司会で、自民党の松原忠義都議、民主党の田中良都議、公明党の藤井一都議、共産党の小池晃参院議員、生活者ネットの藤田愛子都議と無所属の鳩山太郎都議があいさつ。
原爆症集団認定訴訟東京弁護団の高見澤昭治団長の音頭で乾杯のあと、ピアニストの尾野勝巳さん(被爆者)の奏でる調べの中で、東京地婦連の田中里子さん、園田久子医師、向山新医師、日本原水協の赤松宏一さん、東京原水協の柴田桂馬さん、神奈川・千葉・埼玉・山梨など近県被団協代表の激励がつづきました。