東友会連絡はがきに「被爆者の子」から返信 「制度もっと知りたい」
2003年に初めて、東京都は「被爆者の子(被爆二世)」に東友会の案内と連絡票はがきを送りました。「被爆者の子」とは、父母のどちらかが被爆者手帳を受けている人の実子で、広島・昭和21年6月1日以降、長崎・21年6月4日以降に生まれて、「健康診断受診票」を受けている人4018人のことです。都はこの人びとに毎年送っている「健康診断のしおり」に東友会の印刷物を同封しました。
東友会への連絡票はがきは5月15日までに42人の「被爆者の子」から届きました。返信した人びとの年齢は、1946年生まれの56歳の方から1971年生まれの31歳の方まで。性別は、女性が24人、男性が18人です。多くの「被爆者の子」が「制度をもっと知りたい」とパンフレットの送付を希望しています。
また、10人の「被爆者の子」からメッセージが寄せられていますので一部を紹介します。「このような機関があることを初めて知りました。健康に不安がありますので心強く思います。」「母が東友会に入会しています。(私も)入会資格がありますか。パンフレットを送って下さい」など期待を込めた内容が多くありました。
「健康を害し医療費の助成を求める人が多い。ハガキ以外にも電話やEメールでの相談や健康診断受診票の相談も続いている。中高年の世代になる『被爆者の子』が増え、健康面で不安を感じている人が多くなった」と、東友会相談員は話しています。