被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定ケースbyケース

 東友会を通じて原爆症認定申請を出した被爆者の審査結果をお知らせします。

認定

申請病名性別被爆時年齢被爆状況など申請年月ほか
腎細胞ガン女性16歳広島市的場町1.3キロ直爆。家屋下敷。脱毛2カ月続く。2002年6月手術。インターフェロン注射を週3回継続中。2002年10月31日申請。
S状結腸ガン男性28歳広島市横川町1.7キロ直爆。駅舎下敷き。頭髪の3分の2が脱毛。吐気。1994年9月胃ガン手術。1995年7月胃ガンで認定。2000年7月結腸ガン手術。2000年9月22日申請。2003年4月不作為行為に対する異議申立。

却下

申請病名性別被爆時年齢被爆状況など申請年月ほか
C型肝炎・肝硬変男性14歳広島市国泰寺町0.8キロ直爆。家屋下敷き。中心地をさまよいながら避難。急性症状・翌日から発熱、嘔吐。15日頃から激しい脱毛。傷の化膿の治癒に4カ月以上。身体回復せず1年間休学。1993年から肝機能悪化。インターフェロン治療。2001年3月31日申請。2003年4月不作為行為に対する異議申立。

「不作為行為に対する異議申立」とは

 「不作為行為に対する異議申立」とは、行政不服審査法にもとづく申請です。同法第1条には「国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的」とする明記されています。この場合厚生労働省が原爆症認定審査を不当に引き延ばしていることに対して、異議申し立てをしたということです。