被爆者相談所および法人事務所
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3・1ビキニデーに参加して

三鷹・大森克剛

 「東友会の代表として3・1ビキニデーに参加し、原爆症認定集団申請、集団訴訟のことを、原告予定者として訴えてほしい」といわれて、焼津と静岡でおこなわれたビキニデー集会に参加しました。
 2003年2月28日の国際会議では、アメリカのガーソンさん、韓国・トングッツ大学のパク・スンソン教授から励ましを受けました。スンソンさんは、「どこにいても被爆者は被爆者と大阪高裁が認めたかく貴勲きふんさんの判決の影には、計り知れない日本人のみなさんの真心があったからと感謝しています」といってくれました。
 3月1日は、土砂降りの雨の中を、焼津駅前から久保山愛吉さんのお墓まで墓参行進。「原爆の犠牲者は私で最後にしてほしい」と言い残して亡くなった久保山さんの無念さと、東京から初参加の被爆二世・青野美由紀さんと鈴木麻由美さんのかわいい横顔を見ながら、背筋の寒くなる戦慄と怒りを重ね合わせて、40分あまり行進しました。
 2日は被爆者問題の分科会。発言者が多くて5分しか発言できませんでしたが、原爆症認定問題を訴えました。
 2泊3日のハードなスケジュールを、ずきずき痛む大腸ガン、胃ガンの手術の傷跡をさすりながらこなし「いまこそ私たちが被爆の実態を孫たちに伝えなければ」と、富士山に語りかけながら帰途につきました。

会場の机に着席する大森さんら。
ビキニデー集会で(大森さんと二世の二人)