被爆者相談所および法人事務所
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国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 開館へ準備順調

 長崎・平野町に建設中の「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」は、2003年夏開館の運びになりました。
 死没者を悼む追悼空間、被爆体験記や遺影などが閲覧できる手記閲覧室、屋上に水を張り、原爆死没者数と同じ7万個のライトで噴水を彩る工事も完了しました。
 原爆被爆の実相を後世の人びとに伝えるため、資料を充実させようと、祈念館事務局ではいま、原爆死没者の氏名と遺影の収集、被爆体験記・手記・日記・書簡、これらが掲載された本・冊子などの収集、被爆者の姿が見える証言ビデオ、音声テープの収集と保存、広島とは違う役割を持つ「国際協力および交流事業」の具体化に懸命です。施設は地上1階地下2階、のべ面積3000平方メートル。

 東京からの遺影の寄贈はまだ50点未満で、祈念館事務局では多数の応募を期待しています。
 長崎ではまた、「核兵器廃絶地球市民長崎実行委員会」主催で、11月に「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」の開催を準備しています。

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を上空から見下ろした写真。地下への階段が入り口で、水の張られた屋上は地面とほぼ同じ高さ。円形の記念館を囲む形で木が植えられている。
2003年8月に開館が予定されている「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」
館内、本棚のような棚のある通路が写っている。本棚と通路を挟んだ向かいはカウンターのようになっている。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の閲覧室