【連載】東友会の歴史を学ぶ 先人たちと目指す未来
連載の開始にあたって(2022年7月)
東友会は来年(2023年)、結成65周年を迎えます。これを機に、本紙は「東友会の歴史を学ぶ 先人たちと目指す未来」の連載を開始します。
出典は『首都の被爆者運動史 東友会25年のあゆみ』。東友会が初めて刊行した年史で、当時、東友会副会長だった伊東壯さんが執筆を担当しました。すでに絶版となり通常では入手できない本ですが、結成・草創期から死に至るときまで東友会を支えた伊東さんの記述は、被爆者運動の精神を端的に伝えるものです。先人の思いを今に引き継ぎ、ともに未来を目指すための一助になれば幸いです。
原則的に、出典の文章を文体も含めてそのまま引用・掲載しますが、時代背景により現在では通用しない部分などは適宜、変更・補足します。

広島被爆。東友会の事務局長、会長、日本被団協の代表委員などを歴任。経済学者で山梨大学学長も務めた。