【連載】東友会の歴史を学ぶ 先人たちと目指す未来
連載の開始にあたって(2022年7月)
東友会は来年(2023年)、結成65周年を迎えます。これを機に、本紙は「東友会の歴史を学ぶ 先人たちと目指す未来」の連載を開始します。
出典は「首都の被爆者運動史 東友会25年のあゆみ」。東友会が初めて刊行した年史で、当時、東友会副会長だった伊東壯さんが執筆を担当しました。すでに絶版となり通常では入手できない本ですが、結成・草創期から死に至るときまで東友会を支えた伊東さんの記述は、被爆者運動の精神を端的に伝えるものです。先人の思いを今に引き継ぎ、ともに未来を目指すための一助になれば幸いです。
原則的に、出典の文章を文体も含めてそのまま引用・掲載しますが、時代背景により現在では通用しない部分などは適宜、変更・補足します。
- はじめに 被爆者運動の人類史的価値
- 東友会前史――東京での被爆者の集まり
- 東友会前史2――初の調査と地区の会結成
- 東友会前史3――組織化を支えたもの
- 東友会発足・草創1――東京都全体の組織として
- 東友会発足・草創2――組織の基礎固めに尽くす
- 東友会発足・草創3――被爆者運動の理論づくり
- 東友会発足・草創4――分裂の波と守るべき団結
- 東友会発足・草創5――東友会解散の危機
- 東友会再建へ1――臨場感ある事務局員の手紙
- 東友会再建へ2――市川女優座公演の成功
- 日本被団協の中核として1――被団協分裂の危機
- 日本被団協の中核として2――東友会が問責状
- 援護法制定の運動へ ―― 「つるパンフ」登場
- 援護法制定の運動へ ―― 東友会の底上げ
- 援護法制定の運動へ ―― 被団協の支柱として
- 援護法制定の運動へ ―― 東友会の法人化
- 援護法制定の運動へ ―― 要求骨子の策定
- 援護法制定の運動へ ―― 首都の被爆者として
- 援護法制定の運動へ ―― 都援護条例の制定
- 援護法制定の運動へ ―― 都議の発言をめぐって
- 援護法制定の運動へ ―― 77シンポの意義
- 援護法制定の運動へ ―― 運動の高揚・組織の強化
- 援護法制定の運動へ ―― 基本懇答申と受忍論