【連載】こんにちは地区の会です
武蔵村山・村山八五会
村山八五会は1996年5月19日、武蔵村山市大南地区会館で結成総会を開きました。在住被爆者30人、うち会員12人から役員6人を選出。「核兵器廃絶」「原爆被害に対する国家補償」「原爆症認定制度の抜本改善」といった活動に、会として参加できる機能を整えていきました。
会員のなかには2002年8月にアメリカ・ニュージャージー州への被爆実相普及ツアーに参加した人も。国内では瑞穂中学校、福生高等学校など地元の学校で被爆体験を語り伝え、平和友好団体とも協力してきました。
2005年5月には市から3万円の補助金を、被爆者個人にも年1万円のお見舞金をいただけるようになりました。8月には市と共催で「原爆展」「被爆証言」「原爆詩を読むつどい」を実施。原爆詩を読むつどいには課長をはじめ市の職員が多数参加。入場者が100人を超えるイベントになりました。
村山八五会は現在、在住者20人、会員11人。役員も減少しましたが、みんなで力を合わせ、それぞれの立場・条件で被爆の実相普及に真摯にとりくんでいます。(林田康二)