【連載】こんにちは地区の会です
港・港友会
港区の被爆者の会は1958年10月に結成されました。75年頃から活動が停滞しましたが、東友会の全面的な協力を受けて86年に、一度立て直しました。このとき、当時の東友会の隣りにあった芝病院が港区や千代田区、中央区の被爆者の集団健康診断を実施し、1回の健診に60人もが詰めかけたこともありました。
しかし中心になる役員が次々と病気になり、再度停滞。今のような活動が続けられるようになったのは、現会長の吉兼實さんが会長を引き受けられた19年前からです。
現在の活動は、年6回程度の役員会を開き、毎年5月に総会を開くほか、年1回の交流会を開いています。会員の高齢化がすすみ芝病院での集団健診の参加者が減って個々に受けることになりました。総会への参加者も、年々減っています。それでも年に一度顔を合わせて励まし合い、東友会の相談員を招いて相談会も開いています。
数年前、期待していた役員が突然に亡くなるなど、会としては不幸なこともありましたが、最近は何人もの女性役員が大活躍。会の牽引役になっています。(髙木恭之)