【連載】こんにちは地区の会です
被爆者練馬の会
被爆者練馬の会は、2012年で創設43年を迎えました。48の地区の会のなかでも被爆者数が2番目に多く、新年会、総会、秋の親睦旅行と各イベントの参加者は毎回35から50人にのぼります。
現在の会長は8代目、胎内被爆者です。若さとバイタリティで練馬区への対策の充実要求や会の基盤の強化に取り組んでいます。
世話活動としては一人暮らしの人を対象に時どき食事を届けたり、身寄りがなく、ガンで入退院していた会員を最後までお世話し、亡くなったあとも毎年役員が墓参りをしています。
役員会は毎月おこなわれ、その後の親睦を兼ねた反省会を楽しみに参加する役員も多くみられます。
練馬の会では、テーマを決めて毎年役員だけの研修旅行もおこなっています。いまは新入会員、賛助会員の勧誘活動に関することを学習中です。この2月半ばから新入会員勧誘のため、役員が手分けして会に未加入の方のお宅を訪問させていただきたいと思っています。その節はよろしくお願いいたします。(佐藤修)
八王子・八六九会
八王子市原爆被爆者の会(八六九会:はちろくかい)は1966年に発足、元東友会会長の伊東壯さんの命名です。会員数は現在150人。
八六九会では、3年前から市内のすべての小中学校108校と高校19校を役員が手分けして訪問。校長または副校長に私たちの証言を生徒たちに聞いてもらえる機会を作ってください、とお願いしました。おかげで少しずつ証言の依頼が増えています。こんな取り組みをしている地区はあまりないのではないでしょうか。
現在は証言を映像の記録として残すDVDプロジェクトに取り組んでいます。八王子ビデオクラブの協力を得、社会福祉協議会からの助成金もあり、2013年度は市の助成金も貰えそうで、着々と進んでいます。収録は2005年に283ページの証言集を出版したときの48人の証言者数を越えたいと考えています。
毎月の役員会のあとは居酒屋、そしてしばしばカラオケを楽しみますが、名歌手ぞろいで、地区対抗の役員の歌合戦をすればかなり上位の成績の自信があります。
こんな、元気で楽しい会です。(伊藤雅浩)