被爆者相談所および法人事務所
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【連載】こんにちは地区の会です

稲城・稲友会

 稲友会(稲城市被爆の会)は2012年6月10日、第10回の総会を迎えることができました。2003年3月16日に東友会と近隣の会のご支援により誕生したのが、つい昨日のように思い出されます。
 稲友会は年3回の理事会を開き、毎回10人前後の会員が出席。ヒロシマ・ナガサキまたフクシマなどに関する映像をみんなで見ながら、被爆者の課題について共通理解を深めるようにしています。
 8月には1カ月間、市立中央図書館の展示コーナーで、稲友会協賛の「平和を語り継ぐ三世代の会の展示とつどい」を開催しています。市内の被爆二世と日本画家と被爆者が協力し、二世の方の母親の被爆体験を「ピンク色の雲 おばあちゃんのヒロシマ」という絵本にしたのをきっかけにはじまり2012年は6回目。
 母親が15、16歳のときに体験したことを、同じ年の孫に語りかけるという構成の絵本で、この朗読会と被爆体験を語る会は、市内の小・中学校でも開催させてもらっています。若い人たちに「ふたたび被爆者をつくらない」という被爆者の願いを伝えていきたいと思っています。
(濱住治郎)

ついたてにはパネルが掲示され、天井からは千羽鶴が提げられている。資料の展示されたガラスケースも。
2012年の「展示のつどい」から