浅草・雷門前で新春行動 「北朝鮮が核実験」の報に抗議も
北朝鮮の核実験が強行された2016年1月6日、日本原水協と東友会は共同して、浅草・雷門前で「核兵器なくせ」「戦争法撤回」を求める新春署名行動をおこないました。東友会からは15人、原水協からは25人が参加しました。
正装した初詣の参拝者でごったがえす門前で、ファンファーレのトランペットが演奏され、東友会の大岩孝平代表理事が冒頭の呼びかけをしました。「2015年は被爆70年で、核兵器なくす確かな道筋をつくりたいとの思いで、NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議に参加するなどして世界に核兵器廃絶を訴えたが、会議は最終文書の合意もできず終わった。しかし生きているうちに核兵器を廃絶させたいという被爆者の思いは変わらない。今年も全力を挙げてがんばる」「2015年9月に強行採決された戦争法の撤回を求める」と述べ、署名を訴えました。
この挨拶の直後に、「北朝鮮が核実験をやったそうだ」と、観光用の人力車の車夫のお兄さんが東友会関係者に伝えてくれました。詳細をニュースで確かめながら、署名の訴えは北朝鮮に対する抗議が加わりました。「核兵器の応酬で平和は来ない。破滅があるのみだ。北朝鮮は核兵器を捨てるべきだ」とアピールしました。参加した被爆者のうち5人と被爆二世は、被爆体験を語りながら署名を訴えました。
続いて日本原水協の高草木博代表委員、安井正和事務局長、東京原水協の石村和弘事務局長、日本医労連などの代表らが次々訴えました。うたごえ協議会の大熊哲さんによる南京玉すだれも披露され、1時間の行動で、核廃絶署名63人、戦争法廃止署名が24人から寄せられました。