被爆者相談所および法人事務所
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おりづるの子(東京被爆二世の会) NPT要請活動報告集を発行

 2013年春に結成されたおりづるの子(東京被爆二世の会)は、3年目を迎え、さまざまな活動に取り組んでいます。2015年4月から5月のNPT要請代表団に被爆二世2人が参加し、秋にはその活動報告集を発行・普及しました。この1年のおりづるの子の活動を振り返ります。

結成3年目に入って

 2013年4月に結成されたおりづるの子(東京被爆二世の会)は、会員数が100人を超え、さまざまな活動に取り組んでいます。
 2015年4月から5月に米国ニューヨークに派遣された日本被団協NPT要請代表団に、東友会の推薦をうけ、田﨑豊子会長、平山雪野運営委員の2人が参加しました。各地での証言活動、各国への要請行動などに精力的に取り組むとともに、高齢の被爆者たちをサポートし、交流を深めました。
 2015年5月24日の定期総会で2人はそれぞれの活動を写真やレポートを交えて報告。11月には「NPT要請活動報告集」を編集・発行し、会員らに配布するとともに、これまでに100部以上を普及しました。

定期総会の1場面。参加者のうち、長方形に並べられた机で席に着く10人ほどが写っている。
2015年度定期総会でNPT要請活動を報告した田﨑さん(中央正面左)と平山さん(同右)(2015年5月24日)
「NPT要請活動報告集」表紙

被爆二世調査について学習

 2015年10月11日、東友会が7月に発表した『東京都在住被爆二世実態調査報告書』についての学習交流会を開催しました。同調査の集約とまとめの中心となった八木良広さん(愛媛大学特定研究員)を講師に招き、被爆二世のさまざまな気持ちやニーズの把握と理解に努めました。
 講演後の質疑や議論も活発に続き、八木さんからも「被爆二世としての思いやその意味について、理解が深まったように感じる」との感想をいただきました。

スクリーンに調査の内容について投影しながら講演する八木さんと、席について講演を聴く参加者。
被爆二世調査についての学習交流会を開催(2015年10月11日)

『あの夏の絵』観劇会

 2015年12月16日、青年劇場が東京・新宿で上演した『あの夏の絵』を、山田みどり副会長の呼びかけで「一緒に観にいく会」を企画・実施しました。広島の高校生たちが被爆者の話を何度も聞いて絵に描くという芝居です。
 公演後、脚本を書いた福山啓子さん、劇団員数人と交流の場をもち、この芝居の意義や今後の活動への抱負などについて語り合いました。

6人が並んで写っている。
青年劇場『あの夏の絵』を見た劇場の前で(2015年12月16日)

おりづるの子(東京被爆二世の会)への入会を希望されたり、会の活動内容について知りたいなどという方は、下記宛にお問い合わせください。

おりづるの子(東京被爆二世の会)
電話:03-5842-5655 FAX:03-5842-5653 (東友会気付)