原爆症認定 ケースbyケース
「東友」2015年12月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち13人が認定され、1人が却下されましたので紹介します。
今回認定されたうちの11人は、ノーモア・ヒバクシャ東京第1次訴訟の原告です。10月に原告17人が全員勝訴しましたが、厚生労働省は6人について控訴しました。(2015年12月13日から2016年1月15日)
認定
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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肝硬変(C型) | 女性 | 16歳 | 長崎1.7キロ直爆 | 2009年8月申請。 |
前立腺がん | 男性 | 4歳 | 広島1.8キロ直爆 | 2015年10月申請。 |
却下
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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骨髄異形成症候群 却下理由:資料不足 | 男性 | 22歳 | 広島1.5キロ直爆 | 2015年3月申請、2015年6月死去。 【却下理由の「資料不足」について】確定診断となる骨髄穿刺などを、92歳という高齢で身体に負担がかかるため主治医が実施せず、申請病名を客観的に確認できないとのことで、却下されました。 |
ノーモア・ヒバクシャ訴訟第1次訴訟原告 勝訴後認定
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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慢性肝炎(C型) 却下理由:起因性 | 女性 | 16歳 | 広島8月8日入市 | 2006年6月申請。 |
前立腺がん 却下理由:起因性 | 男性 | 7歳 | 長崎3.8キロ直爆 | 2006年10月申請。 |
胃がん 却下理由:起因性 | 女性 | 8歳 | 長崎3.6キロ直爆 | 2008年3月申請。 |
前立腺がん 却下理由:起因性 | 男性 | 2歳 | 長崎3.6キロ直爆 | 2008年6月申請。 |
乳がん術後皮膚潰瘍 却下理由:資料不足 | 女性 | 9歳 | 長崎 | 3.0キロ直爆、2008年8月申請、2013年5月死去。 【却下理由の「資料不足」について】申請から44年前に受けた乳がんの手術をした記録、検査結果報告書がないため、手術跡の胸の写真をつけて申請しましたが、却下されていたものです。 |
腎臓がん 却下理由:起因性 | 男性 | 12歳 | 長崎4.0キロ直爆8月9日入市 | 2008年10月申請。 |
狭心症 却下理由:起因性 | 男性 | 13歳 | 広島1.0キロ直爆 | 2008年10月申請。 |
腎臓がん 却下理由:起因性 | 男性 | 17歳 | 広島8月11日入市以後1.5キロ付近に滞在 | 2009年7月申請。 |
膀胱がん 却下理由:起因性 | 男性 | 24歳 | 広島4.0キロ直爆8月7日入市 | 2010年6月申請、2014年4月死去。 |
狭心症 却下理由:起因性 | 女性 | 14歳 | 長崎0.7キロ直爆 | 2011年6月申請。 |
ノーモア・ヒバクシャ訴訟第1次訴訟原告 勝訴後認定(東京都以外)
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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胃がん 却下理由:要医療性 | 男性(静岡県在住) | 0歳 | 広島8月8日入市 | 2008年6月申請。 |