被爆者相談所および法人事務所
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【連載】 東友会の友好団体紹介 (10)原水爆禁止東京協議会

 原水爆禁止東京協議会(東京原水協)は、1956年の結成以来、核兵器廃絶、被爆者援護・連帯を中心課題として運動を続けています。
とくに、原爆が投下された毎月6日、9日には、街頭での募金・宣伝活動を雨の日も、真夏の炎天下でも、年末年始でも、欠かすことなく継続していて、その中で集まった募金から東友会は毎年多額の寄付をいただいています。
 被爆者への年末見舞金はこうした地道な活動の積み重ねで生み出されたもので、年末見舞金を贈るつどいも2011年で50回目を迎えます。原水協の方がたと東友会の地区役員が共同で被爆者宅を訪問してお見舞金を届けていることが、各地域で地区の会と原水協とのつながりを深めています。
 核兵器廃絶の活動――とくに国際活動では、東京原水協が加盟している日本原水協にも、東友会や日本被団協はお世話になっています。
この10月に日本原水協が国連を訪問した際も、「私たちのような被爆者を世界のどこにもつくらないでほしい」という被爆者の声を、セルジオ・ドゥアルテ国連軍縮担当上級代表に伝え、国連第一委員会で核兵器廃絶への実効ある結果を出すよう働きかけ、被爆者の思いを代弁してくれています。
 東日本大震災と原発事故は被爆者にとっても重大な関心事です。東京原水協の石村和弘事務局長は「被ばく者をつくらせないという思いを強く持っています。核兵器も原発もゼロをめざしたい」と話していました。

東京原水協 電話03-5395-4222

(取材:大岩孝平)

並べられた机に着席している参加者たち。
年末見舞金の会議(1984年12月)