被爆者相談所および法人事務所
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【連載】 東友会の友好団体紹介 (1)東都生活協同組合

 2011年最初の東友会理事会で、東都生協からいただいた95枚の編み物が、各地区の会の代表に渡されました。「寒い冬を少しでも暖かく」という思いを込めて編んでくださった膝掛けです。東都生協と東友会の交流が始まったのは1988年です。この22年間にいただいた膝掛けの合計数は8000枚になります。膝掛けは、縦横10センチぐらいのモチーフをつなぎ合わせてつくりますから、つなぎ合わされたモチーフは24万枚に達しそう。
 東都生協は、1973年設立で、都内に17の供給センターを持ち、組合員23万人の大きな生協です。本部は世田谷区にあります。「産直の東都生協」で有名で、モットーは「安全・安心な食生活、それを支える農業をはじめとして、平和・福祉・環境など、広範囲な活動を通じて、暮らしを豊かにする」ことです。
 平和については、広島・長崎訪問や東京空襲の戦跡めぐりなどを重ねてきました。2008年までは、毎年12月に東友会との交流会を開き、被爆体験を聞き、編み物贈呈などをしてきました。2004年からは反核映画や演劇をおこなう「平和のつどい」を開催。2009年からは文京区や杉並区の大会場で被爆証言を聞く会を開いています。
 東都生協は、毎年5月に東京都生協連と東京地婦連と東友会が開く「ピースアクション」の主力になっています。2010年5月のNPT再検討会議では東友会代表とともにニューヨーク行動を展開するなど「核兵器をなくす運動」に熱心に取り組んでいます。

東都生活協同組合(東都生協) 電話(本部)03-5374-4750
リンク先は東都生協の公式サイトです。

(取材:山本英典)

ひとつひとつ袋に入れられたひざ掛けが机の上に並べられており、周りに立つ人たちもそれぞれひざ掛けの入った袋を持っている。
東都生協から贈られた膝掛けを笑顔で受け取る被爆者
「ひばく者えんご法を祈って」の文字などが縫い付けられた大きい布などを広げ持つ人たちと、たすきを掛けた被爆者たちが、街頭でチラシを配るなどしている。中学生か高校生らしき人がチラシを見ながら受け取っている。
東都生協組合員といっしょに被爆者援護法を求める署名行動(1992年/渋谷)