【連載】 東友会の友好団体紹介 (5)東京反核医師の会
東京反核医師の会は、医師・医学生の立場から、「核兵器廃絶」「核戦争阻止」のために何ができるかということで活動している団体です。
この立場から、会員の医師と東友会とは日常的に連携が深く、東友会顧問医を園田久子医師が担当してくださっているのをはじめ、各地の被爆者医療の病院で会員の医師のみなさんが先頭に立ち、東友会が主催する医療講演会の講師も、交代で担当しています。
原爆症認定集団訴訟の運動では、まず申請に必要な「意見書」の作成に会員の医師たちが尽力して集団申請を支え、裁判がはじまると向山新医師を中心に東京医師団として、申請病名と原爆放射線の因果関係を医学的に証明する「意見書」を原告82人の一人ひとりについて作成(写真)。運動でも「東京おりづるネット」の会長を児嶋徹医師がつとめてくださるなど、大きな力添えをいただきました。
東友会の新春のつどい、夏の慰霊祭、原水爆禁止世界大会にも必ず代表を派遣しています。世界大会では「反核医師のつどい」を開き青年たちの指導に当たっています。
2010年の核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議にも、全国反核医師の会のメンバーとして参加しました。
毎年2月に開く総会には、東友会の代表が招かれて参席、東京と全国の被爆者運動の現況についてお話をするのが恒例になっています。
「東京反核医師の会ニュース」を75号まで発行。会員数は120人。
東京反核医師の会 電話03-5339-3601(東京保険医協会 気付)
リンク先は東京反核医師の会の公式サイトです。
(取材:山本英典)