【連載】 東友会の友好団体紹介 (7)東京都地域消費者団体連絡会
東京都地域消費者団体連絡会(都地消連)は、1968年の消費者保護基本法成立後、行政サイドからの消費者団体育成が高まる中、都内で活動中の22団体が集まって1973年に結成されました。「安全の権利こそすべてに優先」を柱に、消費者の保護と権利を守るために活動を続けて38年の実績を誇ります。
消費者の暮らしの安全を確保する第一の条件は、世の中が平和であること。そんな発想から、毎年8月飯田橋で「原爆写真展」を開催してきました。英文併記の解説は外国人にも分かりやすいと好評だといいます。東友会にとって心強い協力団体です。
6月には「消費者からみた情報展」を新宿西口のイベント広場で開催。多くの人びとの関心を集めたといいます。隔年で「暮らしの包装展」を開き、消費者から見た良いパッケージについての紹介もしてきました。
毎年10月5日のマイバッグ記念日にはチェーンストア協会と合同で、都内のスーパー100店でレジ袋の使用調査を実施。当初10%程度であったマイバッグの使用率は、ここ2010年で30%程度にまで向上してきているといい、店舗によっては80%を超えるところもあるとか。これも消費者運動の大きな成果でしょう。
原発問題も当面の大きな関心事。「現地の産品を食べて応援ではなくて、危険食品を排除することこそ消費者を守る基本」とのこと。電力会社の膨大な広告費なども問題視しています。
東京都地域消費者団体連絡会 電話042-421-7950
(取材:家島昌志)