被爆者相談所および法人事務所
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【連載】 東友会の友好団体紹介 (3)東京都地域婦人団体連盟

 東京都地域婦人団体連盟(東京地婦連)は、1948年に創設された歴史のある団体で、加盟関連団体13、会員数1万人から構成されています。
 環境、消費者、青少年、男女共同参画、福祉などとともに護憲・平和を活動の中心としており、次世代に不戦の誓いを伝える使命を担って今日に至っています。
 平和活動では原水爆禁止世界大会に第1回から参加。国連軍縮特別総会には3回とも会員をニューヨークに派遣しました。
 原爆犠牲者の慰霊祭に千羽鶴を献納したり、「お花見平和のつどい」や「ピースアクション」などで東友会とも深い交流があります。第五福竜丸のエンジン保存運動をきっかけに始まり、第五福竜丸展示館前で毎春おこなわれる「お花見平和のつどい」で見上げる桜の木は、東京地婦連が植樹した八重紅大島桜です。
 2010年、より広く多くの若い人びとに平和の大切さを考え、戦争の悲惨さを話し合ってもらいたいと、7人の戦争体験者の生の証言を収録したDVD「女たちの戦争体験」と23人の体験文「あなたに伝えたい私の戦争体験」からなる『戦争を語りつぐ』を制作。手ごたえある感想が返ってきているとのこと。
 「一夜で10万人の命が奪われた東京大空襲。元軍人やその遺族には恩給などが支給されている。しかし国は、空襲被災者へは、原爆被爆者と同様に国家補償をせず『受忍』させてきた。この格差に謝罪と国家補償を求める東京大空襲訴訟にたいし東京地婦連は支援団体となり、傍聴をつづけている」と、水野英子副会長が語られていました。
東京都地域婦人団体連盟(東京地婦連) 電話03-3407-2370
リンク先は東京地婦連の公式サイトです。

(取材:佐藤修)

第五福竜丸展示館前、満開の桜の木の手前にビニールシートが敷かれている。たくさんの人がビニールシートに座っている。
八重紅大島桜の前で